Appleが来週開催される「WWDC 2025」で公開予定の次世代OS「iOS 26」に、AirPodsに関連する新機能が含まれると、米ITメディア9to5Macが4日(現地時間)に報じた。この機能は、WWDCの基調講演で正式に紹介される可能性が高いという。
■ AirPods、就寝中に自動停止する新機能

音楽やポッドキャストを聴きながら眠る人が多いため、AirPodsを装着したまま就寝する傾向がある。情報筋によると、AppleはユーザーがAirPodsを装着したまま眠った際にこれを検知し、自動的に再生を一時停止する機能を開発中だという。この機能が単独で提供されるのか、既に睡眠検知機能を持つApple Watchと連携するのかは現時点で不明だ。
■ ヘッドジェスチャー
昨年、Appleはヘッドジェスチャー機能を導入し、AirPods Pro 2とAirPods 4の手を使わず、頭を振るだけで電話の応答や拒否、通知やメッセージへの返信ができるようにした。
9to5Macによると、Appleは新たなヘッドジェスチャー機能を開発中で、会話検出による音量調整機能にまで拡張されるという。会話検出機能がオンの状態で話し始めると、AirPodsは自動的に音量を下げ、話者の声を強調し、背景ノイズを軽減して会話に集中しやすくする。現在はAirPodsのステムを長押しするか上にスワイプすることで会話検出による音量調整を終了できるが、近い将来、ヘッドジェスチャーでも終了できるようになる見込みだ。

■ カメラ制御
Appleがついにカメラ制御機能をAirPodsに搭載する見込みだ。これは、他社のイヤホンですでに提供されている機能で、ユーザーはAirPods本体を一回クリックするだけでiPhoneやAirPodsのカメラを操作できるようになると予想される。
■ オーディオミックス機能
昨年、AppleはiPhone 16と共に、追加のマイクなしで動画に希望のオーディオを取り込めるオーディオミックス機能を発表した。この機能は機械学習を用いて音声から背景音を識別・分離し、インフレーム、スタジオ、シネマティックの3つの音声オプションから選択してオーディオを追加できる。
同メディアは、AppleがAirPods用にこれに類似したスタジオ品質のマイクモードを開発しており、これによりクリエイター向けのピンマイク市場において、強力なライバルになり得ると見られている。
■ 教室などでのペアリング改善
Appleは、iPadを共有使用する教室などでのペアリングをより簡便にする技術を開発中だ。この機能により、設定でのAirPodsとiPadOSの接続プロセスが簡素化されると見込まれている。