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プーチン氏、「中露の新世界秩序は自然な流れ」と発言…ウクライナとイランへのスタンスにも明確な温度差

望月博樹 アクセス  

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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20日、ロシアのプーチン大統領はサンクトペテルブルクで開催された第28回国際経済フォーラム(SPIEF)で、ロシアがウクライナ北東部スームィ州を占領する可能性も排除しないと明言した。現在進行中のウクライナ作戦において、戦線の拡大を示唆する極めて強硬な発言だ。

プーチン大統領は「スームィを制圧する目標は持っていないが、原則として排除はしない」とした上で、「ウクライナは国境地帯から砲撃を続けており、我々への脅威が絶えない」と主張した。また、「ロシア兵の足が踏み入れた場所はすべて我々の領土」と述べ、「ロシア人とウクライナ人は一つの民族。ウクライナ全体が我々のものだ」と語った。

さらに、プーチン大統領は「我々はウクライナの降伏を求めているのではない。現場で形成された現実を認めるよう求めている」と強調し、外交交渉におけるロシア側の立場を明らかにした。

また、ウクライナがロシア領内に「ダーティボム(放射性物質を含む爆弾)」を投下する可能性があるとの未確認情報に触れ、「もし彼らがダーティボムを使用すれば、それは彼らの最後の過ちになるだろう」と警告した。

中東情勢に関しては、イスラエルとイランの対立により「第3次世界大戦が勃発する恐れがある」と指摘。世界の複数地域で紛争のリスクが高まっているとしたうえで、「仲裁者としてではなく、積極的関与を伴う提案を行った」と述べ、両国と協議を進めていることを明かした。

イランの平和的核エネルギー開発については全面的に支持を表明。ロシアが支援しないとの批判に対しては「それは扇動的な言説に過ぎない」と一蹴した。また、アリー・ハーメネイー最高指導者に対する暗殺脅迫に関しては「発言レベルにとどまってほしい」と述べた。

経済については「ロシアはGDPで世界第4位、欧州で第1位」と強調し、軍需だけでなく広範な分野で成長を遂げていると説明。一部で懸念される経済の停滞や後退については「決して許容できない」と断言した。

また、最新技術を活用して軍事力とインフラの近代化を推進するとし、友好国との軍事技術協力も強化していく方針を明らかにした。

最後に、ロシアと中国が主導するBRICSについては「新たな世界秩序を作るのではなく、自然に形成されたものを公式化している」と述べ、「昇る太陽のように自然に現れる新秩序」と表現した。

さらに、「外国の投資は歓迎する」と述べ、ウクライナ侵攻以降に撤退した西側企業が復帰を希望する場合、ロシア企業による「買戻し(バイバック)」条項を順守する必要があると語った。

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