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ロシア特使、米露結ぶ“112kmトンネル構想”提案!トランプ大統領は笑って一蹴

梶原圭介 アクセス  

ベーリング海峡81kmに約112kmの海底トンネル構想

「マスク氏の技術で8年以内に建設可能」とロシア直接投資基金のCEO

冷戦時代のケネディ・フルシチョフ「世界平和の橋」構想など、150年にわたるビジョン

引用:デイリー・メール

米国のドナルド・トランプ大統領が、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の特使から提案された「米国とロシア間を結ぶ海底トンネル構想」について、笑いながら否定的な反応を示したと、英紙デイリー・メールが18日(現地時間)に報じた。

会談中に突如浮上した「トランプ・プーチントンネル」構想

報道によると、トランプ・プーチントンネル構想はトランプ大統領が17日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した際に言及されたという。

きっかけとなったのは、前日の16日に行われたプーチン大統領との電話会談だった。

その直後、ロシア直接投資基金(RDIF)のキリル・ドミトリエフCEOはSNS「X」に投稿し、ロシアと米実業家イーロン・マスク氏を含む「国際的なパートナー」が、ベーリング海峡を横断する約70マイル(約112km)の鉄道用海底トンネルを8年以内に建設できるとの見方を示した。

ドミトリエフCEOは「通常は650億ドル(約9兆7,975億2,620万円)以上かかるが、マスク氏のトンネル掘削企業『ザ・ボーリング・カンパニー』の技術を使えば、80億ドル(約1兆2,058億4,940万円)未満での建設が可能だ」と主張した。

ゼレンスキー大統領との会談中、トランプ大統領はこの構想について質問を受け「今、その話を聞いたところである。興味深いテーマだと思うので検討してみよう」と笑いながら応じたという。

さらに、自身の政権がアラスカで整備した道路を挙げ、「これにより多くの鉱物資源を得られるだろう」と付け加えた。

一方、ゼレンスキー大統領は「満足できる提案ではない」と不快感を示し、トランプ大統領は「ゼレンスキー大統領が気に入らないだろうとは思っていた」と冗談交じりに返したという。

クレムリンは海底トンネル構想について「天然資源の共同開発を可能にし、米国とロシアの団結を象徴するプロジェクトとなり得る」とみているとドミトリエフCEOは主張している。

デイリー・メールは、こうした提案は「ロシアがトランプ政権によるウクライナへのトマホークミサイル供与を阻止しようとする動きの中で出てきたもの」と報じた。

ロシア側「資源の共同開発・友好の象徴に」

150年続く「米ロ海峡トンネル」構想

ドミトリエフCEOは「ベーリング海峡を通じてロシアと米国を結ぶ構想は、1904年の『シベリア・アラスカ鉄道』計画から、2007年の『ロシア構想』まで続いてきた長年の夢だ」とも投稿した。

最狭部の幅が約51マイル(約81km)のベーリング海峡は、ロシアのチュコトカ半島とアラスカ州を隔てている。

この2地点をつなぐ構想は少なくとも150年前から繰り返し提案されてきたが、いずれも実現には至っていない。

ドミトリエフCEOはマスク氏に宛てた書簡の中で「トランプ・プーチントンネルによってアメリカとロシア、さらにはアメリカ大陸とユーラシア大陸を結ぶことを想像してほしい」と記し「この70マイルの連結は、団結の象徴だ」と強調した。

また、冷戦期にも「ケネディ・フルシチョフ世界平和の橋」建設という類似の構想が検討されていたと明かした。

「RDIFは、すでにロシアと中国を結ぶ初の鉄道橋の建設に投資した。今こそ人類史上初めて大陸同士をつなぐ時だ」と述べ「ロシアとアメリカを結ぶ時が来た」と主張した。

なお、マスク氏はこの提案について、現時点でコメントを出していないという。

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