
リビア軍総参謀長が搭乗した専用機がトルコのアンカラで離陸直後に墜落し、搭乗者全員が死亡したと伝えられている。今回の事故は高官の軍関係者が帰国中に発生した悲劇で、リビア政府はこれを国家的損失として哀悼した。
Newsisの報道によると、AP通信などの海外メディアによれば、トルコのアリ・イェルリカヤ内務大臣が23日(現地時間)、「リビア軍のムハンマド・アリ・アフマド・アルハダド参謀総長など5人が搭乗した「ファルコン50」専用機がこの日の午後5時10分にアンカラのエセンボーア国際空港から離陸した」と述べたという。
専用機は離陸から約40分後の午後5時52分頃に連絡が途絶え、直前に緊急着陸信号を送ったと伝えられている。その後、イェルリカヤ大臣は「該当の専用機の残骸がアンカラ近郊で発見された」と確認した。現地の放送局は航空機墜落時に該当地域上空で夜空を明るく照らす強い閃光が防犯カメラに捉えられたとし、爆発の可能性を指摘した。
リビアのアブドゥルハミド・アル=ドベイバ首相は声明を通じて、アルハダド総参謀長の死亡事実を確認し、「アンカラ公式訪問を終え帰国中に惨めで痛ましい悲劇が発生し、この損失はリビア国家、軍、そして国民全てに深い悲しみをもたらす」と哀悼した。ドベイバ首相によると、事故機にはアルハダド総参謀長の他にリビア陸軍の司令官、軍需品生産機関長、参謀総長顧問、そして参謀総長室所属の写真家が搭乗していたという。
アルハダド総参謀長は帰国前にアンカラでヤシャル・ギュレル国防大臣など高官と会談を行ったと伝えられている。事故直後、アンカラのエセンボーア国際空港は一時閉鎖され、一部の航空便は近隣地域に迂回した。トルコ当局は現在、捜索および事故原因の調査作業を進めている。













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