
インドの医師がタメ口で反論する患者を拳で殴り、職務停止処分を受けることになった。
暴行の映像がソーシャルメディア(SNS)で拡散し、ネット上では現地を中心に炎上した。
「ザ・タイムズ・オブ・インディア」、「インディアン・エクスプレス」など現地メディアは、インド北部ヒマーチャル・プラデーシュ州シムラーにあるインディラ・ガンディー医科大学(IGMC)に勤務する専門医ラガブ・ナルラ医師は、22日(現地時間)患者アルジュン・パンワルさん(36)と口論の末、暴行を加えた疑いがあると報じた。
当時パンワルさんは呼吸困難の症状で入院しており、検査後にベッドで休んでいる間に口論が発生した。
パンワルさんは「ザ・タイムズ・オブ・インディア」に「医師が無礼な口調で話しかけてきた。ヒンディー語で『tu』(お前)という単語を見知らぬ人に使うと無礼か過度に親しげに聞こえるのだが、医師が私にその単語を使った」と説明した。
パンワルさんは医師の口調を指摘し、患者を尊重するよう求めると口論になって、医師が殴ってきたと主張した。
パンワルさんによると「検査後、医療スタッフから少し休むように言われて、呼吸器科病棟の空きベッドに横になっていた」とし、「ラガブ医師が来て私の診療記録を尋ねる際、私を『tu』(お前)と呼んだ。そこで『家族にもそう呼ぶのか』と尋ねたら、殴り始めた」という。

病院スタッフが撮影した映像には、白衣姿のラガブ医師がベッドに横たわるパンワルさんを殴り、横になったまま足でラガブ医師のパンチを防ぐパンワルさんの姿が映っていた。ラガブ医師は周囲のスタッフの制止にも怒りを抑えられず、止めようとするスタッフの手を振り払い、パンワルさんへの殴打をやめなかった。
パンワルさんはその後すぐに暴行被害を警察へ通報した。
パンワルさんの親族友人らは病院前に集まり、ラガブ医師の即時逮捕を要求し、適切な措置が取られない場合、無期限の座り込みを行うと警告した。
IGMC医療監督官のラオ博士は声明で「調査期間中、ラガブ医師に職務停止処分を下した」とし、「予備調査でラガブ医師に今回の事件の責任があるという暫定的な結論に至った」と述べた。
また、ラオ博士は州保健部長が病院側へ今回の件に関する報告書提出を指示し、予備調査結果が提出済みだと補足した。
インディアン・エクスプレスによると、警察も今回の事件を調査中とのこと。
しかしラガブ医師は容疑を否認し、「患者を暴行する意図は全くなかった。患者が先に私に無礼に接した」と述べ、警察の取り調べで自身の立場を説明すると語った。
















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