メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「土星に見えない輪があった!?」カッシーニ最後の記録が示した、リングの外に広がる”謎”の影

荒巻俊 アクセス  

引用:NASA
引用:NASA

「本当に大切なものは目に見えない」という『星の王子さま』のこの一文は科学の世界でもそのまま当てはまる。

私たちが目で見ることができる可視光線は宇宙全体のごく一部に過ぎない。このため科学者たちは電波からガンマ線までさまざまな波長を利用して宇宙を観測し、望遠鏡観測だけでは不足する情報を探査機の直接測定で補完している。

この観点から見ると、土星のリングは私たちが知っている姿よりもはるかに複雑な構造を持つ存在だ。土星の象徴のように見える丸い円形のリングは実際にはすべてではない。科学者たちはさまざまな波長での観測を通じて、リングが私たちが考える範囲を超えてはるかに広がっていることを明らかにした。

さらにベルリン自由大学のサイモン・リンティ氏の研究チームは、NASAの土星探査機カッシーニが任務終了直前に収集したデータを分析し、もう一つの興味深い構造を確認した。研究チームはカッシーニに搭載された宇宙ダスト分析器(CDA)のデータを通じて、土星リングの上と下の空間に微細なダスト粒子が分布していることを明らかにした。

引用:NASA
引用:NASA

カッシーニは2017年に任務の最後の段階で「グランドフィナーレ軌道」と呼ばれる大胆な軌道飛行を実施した。この探査機は土星に危険なほど接近し、リングと惑星の間を通過しながら精密観測を行った後、最終的に土星の大気圏に突入して消滅した。

研究チームはこの最後の20回の公転の間にCDAが収集した1650件のダストスペクトルを分析した。その結果、155件が珪酸塩成分の微細粒子であることが確認された。これらの粒子は土星リングの上と下に広がっており、その範囲は土星直径の約3倍に達していた。

引用:NASA
引用:NASA

ただし、この構造をリングの一部と見るのは難しい。密度が極めて低いためだ。研究チームはこの微細粒子分布を「ダストハロー」と名付けた。生成メカニズムは未確定だが、密度の高い土星リングに微細隕石が衝突し、飛び出した破片である可能性が最も有力に挙げられている。

太陽系で二番目に大きな惑星である土星は、依然として多くの謎を抱えている。土星自体だけでなく、生命存在の可能性が指摘される衛星タイタンとエンケラドゥスも科学者たちの関心の対象だ。こうしたミステリーを解明するためにNASAはタイタンに向かう新しい探査機ドラゴンフライを2030年代に投入する計画だ。この探査機の任務が本格化すれば、土星とその周辺の世界に対する私たちの理解は一層広がると期待されている。

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 米国が対EU追加関税推進、強制労働規制巡り対立激化
  • トランプ氏がイラン新指導者評価転換、海上封鎖解除に含み
  • 米下院が対イラン追加攻撃制限可決、終戦交渉は大詰め段階
  • トランプ氏がイラン報復に理解示唆、終戦交渉へ強い執着
  • 総裁も審議委員も「利上げ必要」…6月日銀、1%へのカウントダウン
  • 米国が欧州核配備拡大検討、NATO東側で関心高まる

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 米国が対EU追加関税推進、強制労働規制巡り対立激化
  • トランプ氏がイラン新指導者評価転換、海上封鎖解除に含み
  • 活動休止を経た元BIGBANGメンバー、横浜で約1万人規模の“無料ファンミーティング”開催
  • 恋人のプライベート映像の流出を防ぐために大麻事件を起こした? 23年ぶりに噂を完全否定「事実無根」

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 米国が対EU追加関税推進、強制労働規制巡り対立激化
  • トランプ氏がイラン新指導者評価転換、海上封鎖解除に含み
  • 活動休止を経た元BIGBANGメンバー、横浜で約1万人規模の“無料ファンミーティング”開催
  • 恋人のプライベート映像の流出を防ぐために大麻事件を起こした? 23年ぶりに噂を完全否定「事実無根」

おすすめニュース

  • 1
    店先で盲導犬がおしっこをしてしまった瞬間、店主が見せた感動的な対応

    トレンド 

  • 2
    陣痛に苦しむ妊娠中の母親に、愛犬が見せた思いがけない反応

    トレンド 

  • 3
    「最近、体力も筋力もガクッと落ちた」と思ったら…何歳から?“一気に老ける年齢”は本当にあった

    ライフスタイル 

  • 4
    「これを本当に飲んだのか…」1口5ドルでも即完売、米巨大アニメイベントで売られた“素足入りドリンク”に衛生問題が噴出

    トレンド 

  • 5
    「こんなタコは見たことがない」ガラパゴス深海1800mで発見…ゴルフボールサイズの“青い新種ミニタコ”

    トレンド 

話題

  • 1
    「先に行くよ」の一言で彼女を山に置き去り…命の危険まで招く“登山破局男”の心理とは

    トレンド 

  • 2
    「頭頂部を高くすれば小顔で若く見える?」…頭皮を切開し穴まで開ける“頭の美容整形”に危険性の指摘も

    ヒント 

  • 3
    GMのAI革命「夜通し計算が1分に」…自動車開発の第3段階で業界の常識を覆す

    モビリティー 

  • 4
    宿泊客の「ドライヤー放置」に衝撃、ホテル火災寸前でSNS話題に

    トレンド 

  • 5
    「月1万個の廃棄品を削減」日本自動車業界が不良品基準を大幅緩和、その背景とは

    モビリティー 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]