
「作戦名『断固たる決意(Absolute Resolve)』の実行を承認する」
米国のドナルド・トランプ大統領が2日(現地時間)の午後10時46分に作戦実行の最終命令を下すと、西半球に位置する米空軍基地20か所から航空機が一斉にベネズエラに向けて出撃した。F-22やF-18、E/A-18、F-35などの最新鋭戦闘機をはじめ、B-1爆撃機、E-2ホークアイ、多数の遠隔操縦ドローン(無人機)まで150機以上が作戦に動員された。米軍機はベネズエラの防空網を瞬時に無力化し、サイバー戦を通じて首都カラカスの電力を遮断し、真っ暗な闇を作り出した。
米最精鋭特殊部隊デルタフォースの隊員らはヘリコプターに分乗し、探知を避けるため海面30mの高さで低空飛行しながら、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領の居所に向かった。「ナイトストーカーズ」として知られる第160特殊作戦航空連隊がこれらの輸送を担当したとされる。デルタフォースは2011年のウサーマ・ビン・ラーディン殲滅作戦で有名な海軍ネイビーシールズとともに、米統合特殊作戦コマンド(JSOC)の中核戦力として挙げられる。
マドゥロ大統領の逮捕任務が与えられた彼らは3日の午前1時1分に「目標地点」に到着し、真夜中の急襲に驚いたベネズエラ軍の反撃を受けた。米軍はヘリコプター1機が損傷を受けたものの飛行には支障がなく、圧倒的な火力でこれらを制圧した後、そのままマドゥロ大統領の居所に侵入した。
マドゥロ大統領は前日、中国特使らとの晩餐を終えて就寝していた。寝耳に水の空襲の知らせに、急いで鉄製ドアが設置された別の避難空間に逃げようとした彼は、妻シリア・フローレス氏とともに米軍に捕らえられた。建物に侵入してから約5分でマドゥロ大統領の身柄を確保したデルタフォースは、航空機などの援護を受けながらカリブ海にある米艦船に帰還し、午前3時29分に到着して作戦成功を告げた。トランプ大統領の命令が下されてから4時間43分、カラカスに侵入してからは2時間28分で、敵国の現職大統領を生け捕りにする任務を完遂したのだ。
トランプ大統領はこの日、米フロリダ州マー・ア・ラゴで開かれた記者会見で、マドゥロ大統領が抵抗した場合、殺害まで考慮したのかという質問に「そういうことも起こり得た」と述べ、多くの抵抗と銃撃があったと答えた。ダン・ケイン統合参謀本部議長は「クリスマスと新年の休暇期間中、兵士たちが作戦命令を待ちながら待機していた」と述べ、「気象条件が改善された2日の夜に命令が下された」と伝えた。さらに「天候が回復し、熟練したパイロットたちだけが通過できる道が開かれた」とし、「味方の航空機の保護を受けたヘリコプターが水面近くを低く飛行してベネズエラ海域に進入した」と説明した。
米国側はこの作戦で米軍の戦死者はいないと明らかにした。ただし、6人ほどの兵士が負傷したとニューヨーク・タイムズ(NYT)が政府関係者の話を引用して報じ、ベネズエラでは民間人と軍人を含め少なくとも40人が死亡したと伝えた。米軍が敵地で短時間に「斬首作戦(最高指揮官の除去)」を成功裏に終えることができたのは、圧倒的な諜報能力が後押ししたからだ。
ケイン議長は「情報機関が数か月にわたってマドゥロ大統領がどのように移動するか、どこに住んでいるか、何を食べ、何を着ているか、どんなペットがいるかまで把握していた」とし、「今回の作戦は複雑な空中、地上、宇宙および海上作戦を統合してきた数十年間の経験に基づいて行われた」と明らかにした。
デルタフォースもこれまでマドゥロ大統領の隠れ家をそのまま模した模型家屋で侵入訓練を繰り返し、作戦遂行能力を磨いてきたとされる。トランプ大統領はフォックス・ニュースとのインタビューで「TVドラマを見るように(作戦の過程を)見守った。驚くべき場面だった」と語った。
















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