米メディア「CIA、ハメネイ師の動向を把握」
イランの政治・軍事首脳部を一度に狙う
授業中の小学校に空襲、数十人が死亡

米東部時間先月28日午前1時15分(イラン時間午前9時45分)イラン海域。ドナルド・トランプ米大統領の作戦承認が下りると、ジェラルド・R・フォードとエイブラハム・リンカーンの2隻の航空母艦から戦闘機が一斉に轟音とともに飛び立った。ペルシア湾とアラビア海に配備された艦船と駆逐艦、中東の米軍基地からもトマホークミサイルと自爆ドローンが相次いで発射された。イラン最高指導者アヤトラ・セイエド・アリー・ハメネイ師を排除する作戦名「エピック・フューリー(壮絶な怒り)」が本格的に始まった。米国と共に軍事行動に出たイスラエルも「咆哮する獅子」と名付けた作戦に着手し、軍事行動に加わった。
米戦闘機とミサイル、数百機のドローンは事前に設定された座標に飛び、イランの精鋭軍イスラム革命防衛隊(IRGC)の指揮統制施設、イランの防空システム、ミサイル及びドローン発射基地、軍用飛行場などを攻撃した。ハメネイ師とマスード・ペゼシュキアン大統領、イラン軍のアブドゥルラヒーム・ムーサヴィ参謀総長、国家安全保障最高評議会のアリー・ラーリージャーニー書記などが滞在していると推定される地域も標的となった。ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領逮捕時と同様に、イラン攻撃でも「首刈り作戦(敵首脳部排除)」が展開された。

今回の攻撃では、米国がイランの核施設や軍事拠点への打撃に重点を置き、イスラエルが主に首脳部排除作戦を担うなど、役割を分担したとされる。米高官は政治専門メディア「アクシオス」に対し、「米国はイランのミサイル計画と発射施設を標的とし、イスラエルは高官排除とミサイル計画の双方を攻撃対象とした」と明らかにした。
米国とイスラエルの攻撃により、イランの首都テヘランをはじめ、カラジやコム、北西部のタブリーズ、南部のシーラーズなど各地で炎が上がった。イラン赤新月社は、イランの31の州のうち24州が空襲を受けたと説明した。米中央軍は、作戦初期に空中・地上・海上から発射された精密誘導兵器が投入されたと明らかにし、傘下の「タスクフォース・スコーピオン・ストライク」は戦闘で初めて低コスト自爆攻撃ドローンを運用したと伝えた。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、米国とイスラエルが空爆の時刻を日中に設定した理由について、政治・軍事分野の首脳らが会議で一堂に会する機会を捉えたためだと報じた。ニューヨーク・タイムズ(NYT)によれば、CIAがハメネイ師の動静を把握していたという。
イランでは今回の攻撃で少なくとも201人が死亡し、747人が負傷したと赤新月社が伝えた。特に、イラン南部ミナーブにある女子小学校が直接攻撃を受け、児童など少なくとも148人が死亡したとAFP通信が伝えた。この学校では、午前のクラスに170人余りの児童が授業を受けていた。ミナーブにはIRGC基地があり、空襲の対象となったとみられる。
ハメネイ師の死亡の知らせはこの日午後2時30分頃、イスラエル側を通じて最初に非公式に伝えられた。その後、トランプ大統領が午後4時37分に自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」を通じてハメネイ師の死亡を公式に発表した。空襲が始まってから15時間後のことだった。トランプ大統領は「彼(ハメネイ師)は我々の情報力と高度に精巧な追跡システムを逃れることができなかった」と述べた。
イラン側も発表から約4時間後、ハメネイ師の死亡を認めた。ハメネイ師は30発の爆弾が落ちるなど集中攻撃が行われた公邸の執務室におり、彼の娘や婿、孫娘なども共に死亡したと伝えられた。また、アジズ・ナシルザデ国防相、革命防衛隊(IRGC)のモハンマド・パクプール司令官、ハメネイ師の首席安全保障顧問アリ・シャムハニ氏ら軍首脳も多数死亡した。
















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