
米国とイランの緊張が続く中、米陸軍の精鋭空挺部隊が予定していた訓練を中止し、米地上軍投入の観測が広がっている。
ワシントン・ポスト(WP)は6日(現地時間)、第82空挺師団の作戦計画と実行を調整する中核的な本部部隊の訓練が今回中止されたと報じた。第一次世界大戦中の1917年に創設された第82空挺師団は、米陸軍の最精鋭部隊とされる。空挺作戦を専門とし、第二次世界大戦やベトナム戦争などで活躍した実績がある。
WPによると、師団の他の兵士たちはルイジアナ州で訓練中だが、当該本部要員は訓練参加の代わりに本拠地のノースカロライナ州に留まるよう指示されたという。これにより、師団の「即応部隊(IRF)」がイランに投入される可能性も指摘されている。
即応部隊は2020年のイラン実力者ソレイマーニー暗殺、2021年のアフガニスタン撤退作戦、2022年のロシアによるウクライナ侵攻直前の東欧前線防衛などに投入された実績がある。米国防総省は声明で関連詳細の公開を拒否し、「作戦保安上、今後の移動や動きについては言及しない」とした。
米国とイスラエルは2月28日からイランへの空爆を継続しているが、地上軍は投入していない。米国のドナルド・トランプ大統領は対イラン軍事作戦に「米地上軍は恐らく不要だ」としつつも、投入の可能性を完全には排除していない。
ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官も4日、米国のイランへの地上軍投入検討の質問に対し、「現時点で作戦計画の一部ではない」としながらも、トランプ大統領が「検討中の(軍事的)選択肢を排除することはないだろう」と答えた。
一方、トランプ大統領はイラン国内の少数民族であるクルド人のイラン介入を望んでいないとも言及した。トランプ大統領は7日(現地時間)、デラウェア州のドーバー空軍基地で行われた米兵の遺骨の収蔵式に出席後、専用機内で記者団と会見し、「クルド人の介入を望んでいない」とし、「クルド人が介入しなくても戦争は十分に複雑だ」と述べた。













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