
中東戦争の拡大懸念で1バレル120ドル(約1万9,000円)に迫っていた国際原油価格がドナルド・トランプ米大統領の「早期終戦」示唆発言以降急落し、グローバル市場が大きく揺れた。トランプ大統領はエネルギー供給の安定のためにロシア産原油制裁緩和の可能性も言及した。
9日(現地時間)、トランプ大統領はCBSニュースとの電話インタビューで、戦争が「終結の段階に入った」と述べた。続けてフロリダ州ドラルで開かれた共和党のイベントでも今回の軍事作戦を「短期的な旅程」と規定し、「非常に早く終わる」と明かした。このような発言が伝えられると国際原油価格は急落した。取引中に1バレル119ドル(約1万8,800円)台まで急騰した原油価格は1日で80ドル(約1万2,700円)台に落ちた。ブレント原油は時間外取引で1バレル88.42ドル(約1万4,000円)まで下落し、WTIも84.94ドル(約1万3,400円)まで押し下げられた。
G7財務相らが戦略備蓄油放出などの対応措置を検討しているというニュースも市場安定要因として作用した。ただし、実際に戦略備蓄油放出が行われる可能性はまだ不確実だという見方が多い。各国の政策条件や政治的な利害関係が異なるため、共同対応が短期間に現実化するのは容易ではないという分析だ。
このようにエネルギー市場の変動性が高まる中、トランプ大統領は原油価格安定のための制裁カードも言及した。彼は記者会見で「我々は一部の国に制裁をしており、状況が整理されるまでその制裁を解除する」と述べ、一部の石油関連制裁緩和の可能性を示唆した。
ロイター通信はこれに関連してトランプ政権が原油価格安定のためにロシア産原油関連の制裁緩和を検討していると報じた。ニューヨーク・タイムズ(NYT)はトランプ大統領の発言がロシア産原油制裁緩和を示唆するものと解釈される可能性があると伝えた。
市場は戦争状況に応じて原油価格の変動性が当分続く可能性が高いと見ている。ウォール街の銀行はホルムズ海峡の封鎖が数週間以上続く場合、国際原油価格が1バレル130〜150ドル(約2万~2万3,700円)まで上昇する可能性があると警告した。













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