「戦争反対の公約と異なる」
MAGAの一部に懐疑的な見方

アメリカとイスラエルのイラン攻撃を巡り、ドナルド・トランプ米大統領の核心支持層からの離反が続いている。特に、これまで発言を控えていた保守系インフルエンサーが「大義なきイラン戦争」として批判するなど、否定的な世論が形成されつつある。
保守系インフルエンサーのジョー・ローガン氏は、10日(現地時間)に公開した自身のポッドキャストで、トランプ大統領のイラン攻撃決定に疑問を呈し、「掲げた公約を考えると、大統領は正気を失ったようだ」と述べた。YouTube登録者数2,100万人を誇るローガン氏は、トランプ支持層の若い男性の間で絶大な人気を誇り、影響力を持つ人物だ。2024年の大統領選では公然とトランプ大統領を支持し、再選に大きく貢献した。
ローガン氏はポッドキャストで、「トランプ大統領は(大統領選の時)『これ以上の戦争はない』『こんな愚かで無差別な戦争を終わらせる』という公約で出馬したが、今我々は理由すら明確ではない戦争をしている」と批判し、「大統領の一部支持者は今回の戦争で『裏切られた』と感じている」と付け加えた。ローガン氏は、イラン戦が1月に突如行われたベネズエラのニコラス・マドゥロ前大統領の拘束とは異なる様相を呈していると指摘し、「あの作戦は少なくとも目的が明確だった。侵入して、拘束、連行したが、今回のは狂気の沙汰だ」と述べた。
大統領選でトランプ大統領を公然と支持していた影響力ある保守層がイラン戦争を批判したのは、今回が初めてではない。かつてトランプ大統領の側近と呼ばれたフォックス・ニュースの元看板キャスターのタッカー・カールソン氏は、先月28日、米ABCとのインタビューで「イランへの攻撃は本当に嫌悪感を抱くもので、邪悪だ」と語った。2日にはフォックス・ニュースの元ニュースキャスターのメーガン・ケリー氏も自身のポッドキャストで、「我々のやっていることに深刻な疑問を抱いている」と述べた。彼らはイランの行為を擁護しているのではなく、アメリカが海外の紛争へ積極的に介入することを反対している。
米紙ニューヨーク・タイムズは10日、「イラン戦争に対する支持率はアメリカの他の対外軍事介入に比べてはるかに低い」と報じた。開戦直後に行われたたロイター通信・イプソスの世論調査では、アメリカのイラン攻撃を支持する回答者は27%だった。保守的なフォックス・ニュースが実施した世論調査では50%がイラン攻撃を支持した。
















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