メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「すべて受け入れさせた」イラン強気発表、その実態はどうなのか

梶原圭介 アクセス  

引用:depositphotos
引用:depositphotos

アメリカ・イスラエルとイランの戦争が開戦から1ヶ月余りで停戦を控える中、イラン政府は今回の停戦案への同意をもって勝利を宣言した。

ニューヨーク・タイムズとロイター通信によると、イラン最高国家安全保障会議は7日(現地時間)に声明を発表し、「イランがアメリカ・イスラエルとの戦争で勝利した」とし、「アメリカはイランが提示した10項目の終戦案をすべて受け入れた」と明らかにしたという。

イランによると、終戦案にはホルムズ海峡の航行に対するイランの統制、地域内のすべての基地からの米戦闘部隊の撤退、対イラン制裁の緩和、戦争被害の賠償などが含まれるとのことだ。

イランの立場変更の背後には中国がいる

アメリカ・イスラエルとイランの停戦を仲介していたパキスタンは、6日に両者に45日間の停戦とホルムズ海峡の再開放を柱とする停戦案を伝えた。しかし、イランは同日、パキスタンに10項目からなる回答書を送り、停戦案を事実上拒否した。

イランは「一時的な停戦は絶対に受け入れられない」とし、自らの条件が反映された「完全で永続的な終戦」を求めると明言した。

ところが、中国が仲介に乗り出したことで、イランが劇的に立場を転換したとされる。ニューヨーク・タイムズは「イランの主要な同盟国である中国が土壇場で介入し、イランに柔軟性を発揮して緊張を緩和するよう求めた」と報じた。

AP通信は「中国の高官たちはイランに停戦を模索するよう促した」と伝えた。

これに先立ち、アメリカとイランが停戦案に同意したというニュースが伝えられる直前、中国の王毅外相は「中国がイランとイスラエル、ロシアなどの外交官と26回にわたり電話協議を行うなど、戦争仲介のための活発な外交活動を展開した」と述べた。

中国外務省の毛寧報道官は7日のブリーフィングで、ドナルド・トランプ米大統領がイランに対して最終通告の期限前に合意を強要した際、「中国側はこれに深い懸念と心配を抱いている。戦争の長期化と衝突の激化はどちらの利益にも合致しない」とし、「すべての当事者が情勢緩和に向けた平和交渉の推進に建設的な役割を果たすべきだ」と呼びかけた。

続けて中国はイランの戦争状況をどう見ているかという取材陣の質問には「戦争発生以降、中国は常に客観的で公正かつバランスの取れた立場を維持し、平和を促進する役割を果たしてきた」と強調した。

パキスタンや中国など周辺国の仲介に加え、イラン内部の不安も停戦案同意に大きな影響を与えたと分析される。

イラン内部の関係者3人はニューヨーク・タイムズに「主要施設が損傷を受けた場合、イランが被る莫大な経済的損失への懸念が高まった」と説明した。

アメリカ・イラン、パキスタンで会談予定だが課題は残る

一方、トランプ大統領はこの日、自身のSNSである「トゥルース・ソーシャル」に停戦の事実を発表したが、イランが提示した10項目の終戦案を「交渉可能な基盤」としただけで、イランの主張通りその要求をすべて受け入れたとは言及しなかった。

ニューヨーク・タイムズは「これまでメディアに流出した終戦案にはイランが核物質を放棄するか、すべての濃縮を永久に中止するかに関する内容はない」とし、「これまでアメリカがウラン濃縮を問題視してきた点から、アメリカがイランの主張通りこれを何の制限もなく許可する可能性は低い」と展望した。

イランが核兵器開発を完全に放棄しない限り、アメリカが数年間イランに圧力をかけるため課してきた制裁をすぐに解除するかどうかは不透明だ。

そのため、今後終戦案の詳細内容を巡って両国間の綱引きが続く可能性があり、意見がまとまらなければ衝突が再開される可能性を排除できない。

イランは終戦案の詳細内容を確定するため、10日からパキスタンのイスラマバードでアメリカと交渉する予定であり、両者の合意の下で交渉が延長される可能性があると表明した。

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • これから東京でしたら大変なことに…観光客の“マナー違反”に、ついに対応へ
  • 米国が対中関税見直し着手、貿易委員会始動へ動く
  • 「景気拡大なのに現場は悲鳴」5月製造業PMI低下、供給網混乱と物価高が企業を直撃
  • イラン攻撃がクウェート波及、国際空港停止で被害拡大
  • 中国、日本・フィリピンの海洋境界協議を連日批判…中国の海洋権益を侵害と主張
  • ロシアが大規模空襲、ウクライナ全土で死傷者拡大

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 中国、記者追放問題で米国を改めて批判「問題の元凶は米国」
  • トランプ氏が終戦合意に自信、週末締結ならホルムズ海峡再開放
  • 氷点下30度でも「都会よりマシ」なのか…羊飼い求人に“700人”が殺到したワケ
  • 中国、強制労働理由の米追加関税に反発…政治的な操作と非難

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 中国、記者追放問題で米国を改めて批判「問題の元凶は米国」
  • トランプ氏が終戦合意に自信、週末締結ならホルムズ海峡再開放
  • 氷点下30度でも「都会よりマシ」なのか…羊飼い求人に“700人”が殺到したワケ
  • 中国、強制労働理由の米追加関税に反発…政治的な操作と非難

おすすめニュース

  • 1
    「こんなタコは見たことがない」ガラパゴス深海1800mで発見…ゴルフボールサイズの“青い新種ミニタコ”

    トレンド 

  • 2
    「先に行くよ」の一言で彼女を山に置き去り…命の危険まで招く“登山破局男”の心理とは

    トレンド 

  • 3
    「頭頂部を高くすれば小顔で若く見える?」…頭皮を切開し穴まで開ける“頭の美容整形”に危険性の指摘も

    ヒント 

  • 4
    GMのAI革命「夜通し計算が1分に」…自動車開発の第3段階で業界の常識を覆す

    モビリティー 

  • 5
    宿泊客の「ドライヤー放置」に衝撃、ホテル火災寸前でSNS話題に

    トレンド 

話題

  • 1
    「月1万個の廃棄品を削減」日本自動車業界が不良品基準を大幅緩和、その背景とは

    モビリティー 

  • 2
    なぜ公衆トイレの便座はU字型なのか?

    トレンド 

  • 3
    「中国も真似しないデザイン」フェラーリ初EV論争にランボルギーニCEOが参戦

    モビリティー 

  • 4
    「ここは食堂ではない」空港の授乳室でカップ麺を食べる中国人観光客…SNS拡散で迷惑利用に波紋

    トレンド 

  • 5
    子どもへの初めての車選び、IIHSとコンシューマーレポートが推奨する安全モデルとは

    モビリティー 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]