「交渉ではなく欺瞞」イラン、”トランプ流”外交に怒り爆発、停戦交渉に暗雲

出典:ロイター通信
出典:ロイター通信

米国のドナルド・トランプ大統領が「イランとの交渉は大きく進展した」と発言したことを受け、国際的な原油価格が急落するなど、世界がすぐさま反応した。だが、イラン側の交渉代表は、トランプ大統領の主張の一部を否定した。

イラン側の交渉代表を務めるモハマド・バゲル・ガリバフ国会議長は6日(現地時間)、「X(旧Twitter)」に「オペレーション『Trust Me Bro』(私を信じてくれよ作戦)は失敗した」と投稿したうえで、「『偽のアクシオス』作戦が展開されている」と続けた。

この投稿は、米国とイランが終戦合意に近づいたと報じた米オンラインメディアのアクシオスを念頭に置いたものとみられる。「偽の」を意味するフランス語の「faux」を組み合わせ、「偽のアクシオス作戦(Operation Fauxios)」と表現した形だ。

アクシオスはこの日、関係筋の話として、米国がイランに対し、戦争を終結させたうえで、▽イランによる核濃縮の凍結と核兵器開発の放棄▽米国による対イラン制裁の解除▽ホルムズ海峡封鎖の解除――などを30日間にわたって協議するとした、1枚の覚書を提案したと報じた。

そのうえで、「トランプ大統領は14〜15日に中国を訪問する予定で、ホワイトハウス側は、訪中までにイランとの交渉をまとめたい考えだ」と付け加えた。

ガリバフ議長によるアクシオスへの批判は、報道の一部内容が本人の認識と食い違っているか、合意に向けた世論戦を意識した動きである可能性がある。

イラン外務省「米国の計画や提案を検討中」

ただし、イラン側も、米国による終戦に関する提案を検討中であること自体は認めている。

イラン外務省のエスマイル・バガイ報道官はこの日、イランの半官営通信社、ISNAに対し「イランは米国の計画や提案を引き続き検討しており、イラン側の立場をまとめたうえで、パキスタン側に伝える」と語った。

引用:SNS
引用:SNS

イランの指導部内で強硬論を主導してきたイラン革命防衛隊(IRGC)の海軍司令部が「侵略者の脅威が無力化され、新たな協定の準備が進むことに伴い、ホルムズ海峡における安全かつ安定した通航が保証される」との前向きなメッセージを発したことも注目を集めている。

イランのマスウード・ペゼシュキアン大統領もこの日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領との電話会談で「実効性のある交渉には、戦争の終結と、敵対行為が繰り返されないという保証が必要だ」と述べたうえで、「イランは、地域の平和と安全保障につながるあらゆる構想を歓迎する」と表明した。

終わるまでは終わらない…緊張は続く

一方、イランの官営メディアは、より強硬な姿勢を崩していない。

イラン最高安全保障委員会(SNSC)に近い半官営のヌール・ニュースはこの日、関係筋の話として「イランと米国の間でいかなる合意も成立しておらず、トランプ大統領の合意に関する主張は事実に基づいていない」と独自に伝えた。

引用:SBS
引用:SBS

バガイ報道官も国営メディアのIRIBに対し「現在の交渉で議論されているのは『戦争の終結』が中心であり、核問題は今回の段階では取り上げられていない」と述べた。これは、この日ホワイトハウスでトランプ大統領が「イランは核兵器を持ってはならず、持つこともない。イランもこの点を、ほかのいくつかの項目と合わせて受け入れた」と主張したことと食い違う。

バガイ報道官は「X(旧Twitter)」にも「交渉には誠意が必要だ。交渉とは、単なる論争でもなければ、指示や欺瞞(ぎまん)、恐喝、強要でもないという意味だ」と投稿した。水面下で交渉が進む中で、トランプ大統領がイランに合意を強要・圧迫しているとの主張だとみられる。

IRGCに近いタスニム通信は、アクシオスの報道について「米メディアによる宣伝は、トランプ大統領が最近、敵対的な行動から後退したことを正当化するためのものだ」と批判した。

一方、トランプ大統領は、最終的な合意に至るまでホルムズ海峡の封鎖を続ける方針を明らかにした。さらに、イランが合意に応じない場合は軍事攻撃を再開するとして、圧力を強めている。

トランプ大統領は6日、自身が運営するSNS「トゥルース・ソーシャル」に「イランが(合意に)応じなければ、爆撃が始まることになる。残念ながら、その規模と威力は前回をはるかに上回るものとなるだろう」と書き込んだ。

荒巻俊
荒巻俊

江南タイムズはKポップコミュニティの発信地であり、韓国芸能界のホットトレンドニュースをお届けします。

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コメント1

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コメント1

  • gimuri

    トランプって退任後にインサイダー取引の容疑で捕まるんだろうね・・・

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