
米国のドナルド・トランプ大統領の訪中と米中首脳会談を前にホルムズ海峡封鎖の長期化への懸が高まる中、市場で新たな略語「NACHO(ナチョ)が広がっている。NACHOは「ホルムズ海峡が開く可能性はない(Not A Chance Hormuz Opens)」の略語で、中東紛争の長期化と高油価の持続可能性に対する市場の不安心理を反映したものと解釈される。
11日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は、最近ウォール街で昨年流行した「TACO(タコ・Trump Always Chickens Out(トランプはいつも尻込みして退く)」がNACHOに取って代わられる雰囲気だとし、中国市場分析機関もこれに同調していると伝えた。
NACHOは先月、ブルームバーグのコラムニスト、ハビエル・ブラス氏がトレーダーたちの表現を紹介したことで本格的に広まった。TACOはトランプ大統領が大規模な関税の圧力や強硬政策を打ち出しても、結局交渉過程で後退するだろうという市場の期待を反映した表現だ。一方、NACHOは中東の緊張が長期化し、ホルムズ海峡の封鎖が容易に解除されないだろうという悲観的な見通しを含んでいる。特にトランプ大統領が最近イラン側の休戦提案を「全く受け入れられない」と拒否したことで、市場の不安感がさらに高まっている。
中国の分析機関も似たような見通しを示している。中国の蘇州証券は最近の報告書で「市場の投資家は現在の油価高が長期間維持されると見ている」と分析した。蘇州証券は今回の米中首脳会談に関して「会談が円滑に進行すれば、中国が米国とイラン間の対立緩和に一定の役割を果たすという期待感が形成される可能性がある」と予測した。ただし「米中首脳会談が前向きに進んでも、高油価とインフレ負担に対する市場の懸念は容易に消えないだろう」とし、「NACHO投資の流れが当分続く可能性が高い」と分析した。













コメント0