香港メディア「中朝関係は修復段階」…習主席の北朝鮮訪問を分析

中国の習近平国家主席が来週北朝鮮を訪問することについて、香港メディアは中国と北朝鮮が関係の再構築を進めているとの見方を示した。
香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は5日、今回の北朝鮮訪問について「習主席は8日から9日にかけて北朝鮮を訪問し、両国の強固な結び付きを示す見通しだ」と報じた。
SCMPは「今回の訪問は習主席にとって2回目となる」とし「前回は新型コロナウイルスの流行によって国境往来が長期間制限される前の2019年に行われた」と説明した。
その上で「中国と北朝鮮は新型コロナ禍による数年間の相対的な孤立や、中国による北朝鮮の非核化支持に対する北朝鮮側の不満、さらに北朝鮮とロシアの軍事協力強化を巡る中国側の懸念などを経て、慎重に関係修復を進めている」と分析した。
また、今回の訪問が習主席によるドナルド・トランプ米大統領およびウラジーミル・プーチン露大統領との会談から数週間後に実施される点にも注目した。
特に、米中首脳会談後に米ホワイトハウスが公表したファクトシートで、両首脳が北朝鮮の非核化という共通目標を確認したと説明した一方、中国側は朝鮮半島情勢などの国際問題について協議したとの説明にとどまり、双方の温度差がみられたことを指摘した。また、その後の中露首脳会談で両首脳が北朝鮮に対する安全保障上の脅威を非難したことにも言及した。
さらにSCMPは、中国がロシアやパキスタン、イランなどとも関係を築いているものの、北朝鮮とは1961年締結の中朝友好協力相互援助条約を通じて、現在も法的拘束力を持つ正式な相互防衛条約を維持している唯一の国だと指摘した。
加えて、中国は北朝鮮の対外貿易の90%以上を占める最大の貿易相手国であり、経済支援を行う最も重要な同盟国でもあると評価し、国際制裁の圧力を受けてきた北朝鮮経済を支える生命線の役割を果たしてきたとの見方も紹介した。
SCMPは、今回の訪問が朝鮮半島を取り巻く地政学的環境が変化する中で行われることに大きな意味があると伝えた。
今回の北朝鮮訪問への関心が高まる中、メディアは習主席の訪問について簡潔な速報を伝えるにとどまっているものの、中国の検索大手バイドゥでは、公式発表後しばらくの間は北朝鮮訪問の内容が検索ランキングの1位となるなど、大きな注目を集めている。














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