メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

米連邦裁判所、トランプ政権の「H-1Bビザ手数料1,600万円に引き上げ」は”違法”と判断

竹内智子 アクセス  

出典:聯合ニュース
出典:聯合ニュース

米国のドナルド・トランプ政権が専門職向け就労ビザ(H-1B)の申請手数料を10万ドル(約1,600万円)に引き上げた措置について、連邦裁判所が差し止めを命じた。裁判所は、政権には議会の承認なしに一方的に課税する権限はないと判断し、この措置を違法と認定した。

8日(現地時間)、ロイター通信とウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、マサチューセッツ州連邦地裁のレオ・ソロキン判事は同日、トランプ政権が新規H-1Bビザ発給に課した手数料引き上げ措置を無効とする判決を下した。判決文でソロキン判事は、「10万ドルの支払いは、その本質と適用方法から見て、名称が何であれ税金であることは明らかだ」と指摘した。その上で、「大統領にはH-1B申請に税金を課す権限は委任されていない」と述べた。連邦最高裁判所の判例を根拠に、政権が議会の承認なしに課税権限を行使することはできないとの判断を示した。

H-1Bビザは、科学技術や工学などの専門分野で外国人材を雇用する際に利用される制度で、米国の情報技術(IT)業界が高度人材を確保するための主要な手段となっている。トランプ大統領は2025年9月、米国人雇用の保護を名目に、それまで2,000~5,000ドル(約32万~80万1,800円)だったH-1Bビザの申請手数料を10万ドルへ大幅に引き上げた。これを受け、民主党系の20州の司法長官が権限の乱用を理由に提訴した。手数料引き上げ後、ビザ発給件数は急減した。2026年2月15日時点では、米国移民局が受理した新規申請は85件にとどまった。

ホワイトハウスと司法省は判決に強く反発し、控訴する方針を示した。ホワイトハウスのテイラー・ロジャース報道官は声明で、「トランプ大統領は、米国の最善の利益に合致しないと判断したあらゆる外国人の入国を制限する明確な法的権限を有している。今回の措置はその権限の行使にほかならない」と反論した。さらに、「ワシントンの連邦判事は、これとほぼ同様の措置をすでに支持したことがあり、政権は今回の判決も控訴審で覆されると確信している」と強調した。司法省のナタリー・バルダサーレ報道官も、「企業が違法に米国人労働者を不当に扱い、H-1B制度を本来の目的に反して利用している場合には、引き続き責任を追及していく方針だ」と述べた。

H-1Bビザ制度は長年、トランプ支持層の間で合法移民をめぐる論争の中心的なテーマとなってきた。イーロン・マスク氏をはじめとするIT業界のリーダーらは、米国が技術革新の主導権を維持するためには外国人の高度専門人材が必要だと主張している。一方で保守派は、企業がH-1Bビザを利用して米国人労働者の代わりに外国人労働者を雇用していると批判してきた。

訴訟を主導したニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官は、「裁判所は、この重要な制度と数多くの雇用を破壊しようとした政権の違法な試みに終止符を打った」と歓迎した。さらに、「ビザ保有者はニューヨーク州に多大な貢献をしている。移民コミュニティーに対する政権の不当かつ違法な攻撃を阻止するため、今後も闘い続ける」と述べた。高度人材の確保を巡る法的争いは今後、控訴審へと持ち込まれる見通しで、政策を巡る不透明感は当面続くとみられる。

竹内智子
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 台湾、中国向けAI先端チップの輸出全面制限を検討…米国と半導体包囲網で連携
  • 「米国が世界最高」は4人に1人、若年層で広がる悲観論
  • 乗客搭乗直前に「ドン」…ドイツの空港で旅客機の前輪が崩れ落ちる
  • 中国でスシロー人気爆発、5時間待ちもスシロータワー動画が話題
  • ファイブ・アイズ、中国のオンライン情報収集活動に共同警告
  • 「習氏の訪朝は東アジア主導権を狙う動き」…国内メディア、中国の軍国主義批判に神経尖らせる

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 台湾、中国向けAI先端チップの輸出全面制限を検討…米国と半導体包囲網で連携
  • 34階の部屋を契約したはずが建物は32階まで…中国で分譲トラブル
  • 「米国が世界最高」は4人に1人、若年層で広がる悲観論
  • 乗客搭乗直前に「ドン」…ドイツの空港で旅客機の前輪が崩れ落ちる

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 台湾、中国向けAI先端チップの輸出全面制限を検討…米国と半導体包囲網で連携
  • 34階の部屋を契約したはずが建物は32階まで…中国で分譲トラブル
  • 「米国が世界最高」は4人に1人、若年層で広がる悲観論
  • 乗客搭乗直前に「ドン」…ドイツの空港で旅客機の前輪が崩れ落ちる

おすすめニュース

  • 1
    “未成年交際”疑惑が晴れた有名俳優、約1年3か月の活動休止から復帰へ

    エンタメ 

  • 2
    人気アイドルだったのに4年間の貯金は1000万未満…元メンバーが涙で語った現実「歌唱力だけではダメ」

    エンタメ 

  • 3
    「倉庫を開けたら10万匹」…豪州で見つかった“巨大外来ゴキブリ牧場”の衝撃

    トレンド 

  • 4
    「修理情報を囲い込むな」トランプがメーカーに突きつけた言葉で、法案審議が加速した

    モビリティー 

  • 5
    「宇宙に逃げ場はない」…国際宇宙ステーションで空気漏れが発生、飛行士5人が退避した“緊迫の2時間”

    トレンド 

話題

  • 1
    「新車を買う経済的理由がない」平均車齢14.5年の米国乗用車…修理市場をどう変えるか?

    モビリティー 

  • 2
    高金利・高物価が作り出した「乗り換えない米国人」と迫られる業界再編

    モビリティー 

  • 3
    「世界初の超電導モーター!」トヨタ水素エンジン車、24時間で2203km完走

    モビリティー 

  • 4
    「7年半も待つのは長すぎる!」テスラ・ロードスターまた延期、怒りの予約金返金要求

    モビリティー 

  • 5
    「公共充電器のはずなのに」 米EV充電所の法外料金・利用制限、誰が責任を取るのか?

    モビリティー