Apple初の折りたたみスマホとして今秋の発売が有力視されていた「iPhone Ultra(仮称)」が、試験生産段階で耐久性の問題が浮上したと報じられた。
IT専門メディアPhoneArenaは、IT情報筋のInstant Digital氏の情報を引用し、iPhone Ultraの画面を繰り返し開閉すると、ヒンジ部分からガタつく異音が発生したと報じた。

同氏は、画面ヒンジの異音はかなり大きく、Apple独自の品質基準を満たしていない可能性があると伝えた。
Appleは折りたたみ式iPhoneのヒンジ製造過程で、従来とは異なる方式を取り入れたとされる。傷や微細なでこぼこを埋める充填材ベースの3Dプリントヒンジを採用し、製造コストを抑え、これによりiPhone Ultraの販売価格も想定より低く抑えようとしていたという。
しかしPhoneArenaは、この方式が長期使用時にヒンジのがたつきや異音を引き起こす原因となる可能性があると指摘した。
発売時期はさらにずれ込むか
これまでAppleが今年末にiPhone 18 ProとあわせてiPhone Ultraを発表するとの見方が相次いでいた。しかし、今回の耐久性問題が解決しなければ、発売計画そのものが延期される可能性も高いとの観測が出ている。
業界では、異音が発生する折りたたみ式iPhoneが発売された場合、Appleが長年築いてきたプレミアムブランドとしてのイメージに少なからぬ打撃を与える可能性があるとみている。問題が早期に解決されなければ、折りたたみ式iPhone Ultraの発売がさらに延期される可能性が大きい。
ディスプレイの完成度も課題
Appleが折りたたみ式iPhoneの発売を数年間延期してきた理由も、耐久性とディスプレイの折り目を完全に解決するためだったとの分析が出ている。Appleは特に折りたたみ部分の折り目を最小限に抑え、既存の折りたたみスマホと差別化できる完成度を実現しようとしたが、期待された水準にはまだ達していないという。

iPhone Ultraは既存の折りたたみスマホよりも堅牢な構造になる可能性が高いが、ディスプレイの品質はAppleが目標としていた水準に完全には達していないとの評価だ。
現在、ディスプレイの折り目は通常の正面視ではほとんど目立たないが、特定の角度からは折りたたみ部分を確認できる可能性があるとされる。
ただし、折りたたみ式ディスプレイ技術がすでに相当な水準まで進化しているため、Appleも理想的な品質を追求し続けて発売を無期限に延期するのは難しい状況だとの分析も出ている。
業界では、iPhone Ultraが長期の開発期間を経て、すでに生産段階まで相当進んでいることから、発売がさらに延期されれば、消費者の失望感も大きくなるとみている。ただし、高品質なユーザー体験を重視するAppleの企業姿勢からみて、ヒンジから異音が発生する製品をそのまま発売する可能性は低いとの見方が優勢だ。













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