
14年前、スペインで客が当選した高額の宝くじを横取りした容疑で起訴された宝くじ販売店主に、ついに実刑判決が下った。
ロイター通信などによると、スペイン北西部のア・コルーニャの裁判所は、宝くじ販売店主の加重詐欺の容疑を有罪と認め、懲役3年6カ月を言い渡したという。
裁判所は、この販売店主が2012年、客から、本人が買った複数枚の宝くじの確認を代わりに依頼された際、そのうちの1枚が高額当選していた事実を確認したにもかかわらず「当選していない」と偽って客を欺いたと判断した。
問題の宝くじは、1〜49の中から6つの数字を選ぶ方式の「ラ・プリミティバ」で、当選金は470万ユーロ(約8億7,300万円)に上った。
販売店主は当時、宝くじを自分の店で見つけたと主張し、宝くじの当局に持ち込んで当選金の受け取りを試みたが、断られた。当局は、本当の所有者が判明するまで、当選金の支払いを保留した。
裁判の過程で、販売店主は、店に一人でいる時にカウンターで偶然、宝くじを見つけ、所有者が現れなかったため、自分が正当に当選金を請求したのだとして、無罪を主張した。
しかし裁判所は、販売店主の機器の記録を根拠に、問題の当選券が最初にスキャンされた際、ほかの複数枚の宝くじも一緒にスキャンされ、これらの宝くじの数字の組み合わせが、そのまま翌週の抽選用に発行されていた点を挙げ、当時、被害者が販売店主と一緒にいたと判断した。
2018年に捜査に着手した警察は、宝くじの本当の所有者を見つけるための調査も併せて行った。300人余りが本当の所有者だと名乗り出たが、いずれも事実ではないことが分かった。
警察は宝くじの売買の経路を調査し、当選番号の組み合わせで長年宝くじを買っていた地域の住民を見つけ出した。この男性は2014年に死亡しており、当選の事実を知らなかったという。裁判には、死亡した男性の妻と娘が出席した。
裁判所は、当選金を、被害者の遺言に基づく相続人に支払うよう命じた。この判決は最終審ではなく、上級裁判所に上訴することができる。













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