
スペインで、高額当選した宝くじを独占しようとした宝くじ販売員に対し、実刑判決が言い渡された。
11日(現地時間)、スペイン紙エル・パイスによると、スペイン北西部ア・コルーニャの裁判所は、2012年に顧客の当選事実を隠し、約470万ユーロ(約8億6,800万円)の賞金を不正に取得しようとした宝くじ販売員マヌエル・レイハ被告に対し、重詐欺罪で懲役3年6カ月を言い渡した。
裁判所によると、当時ある客は、スペインの数字選択式宝くじ「ラ・プリミティバ」の当選結果を確認してもらうため、購入した宝くじを販売店に預けた。
レイハ被告は高額当選していることを確認していたにもかかわらず、その事実を客に知らせず、「当選していない」と虚偽の説明をしたとされる。
検察は、レイハ被告が宝くじを返却せず、自ら賞金を受け取ろうとしたとみている。裁判所もまた、被害者に当選していないと信じ込ませ、宝くじと賞金の両方を手に入れようとしたと判断した。
レイハ被告は裁判で、「客のいない時間帯に店舗のレジの上で偶然当選宝くじを見つけた」と主張した。
しかし裁判所は、販売店のシステム記録などから、被告が客の目の前で直接当選結果を確認していた事実が裏付けられたと指摘した。
そのため、裁判所はレイハ被告が当選の事実を意図的に隠し、宝くじを自分のものにしようとしたと結論付けた。
一方、レイハ被告の兄で、ア・コルーニャ地域のスペイン国営宝くじ・賭博機関の責任者を務めていたミゲル・レイハ被告については、犯行への関与を示す十分な証拠がないとして、資金洗浄および犯罪収益隠匿の罪について無罪を言い渡した。
裁判所は、単に兄弟であるという理由だけで犯行を認識していたと断定することはできないと説明した。
また、ミゲル被告は問題の宝くじを発見した事実を直ちに関係機関へ報告しており、その後も当該宝くじに関する管理権限を行使していなかったと付け加えた。
今回の判決はまだ確定しておらず、当事者は最高裁判所に上訴することができる。
なお、裁判所は宝くじの正当な所有者がすでに亡くなっていることを踏まえ、約470万ユーロの当選金を相続手続きに従って遺族に分配すべきだと判断した。













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