
これまで中国寄りの姿勢を示してきたキア・スターマー英首相の辞任を受け、中国政府は直接的なコメントを避けつつも、両国関係の発展を維持すべきだとの立場を強調した。
中国外務省の郭嘉昆報道官は23日の定例記者会見で、スターマー首相の辞任に対する見解を問われると、「英国の内政であり、中国としてコメントは差し控える」と述べたうえで、このように語った。
郭報道官は、「中国と英国はいずれも国連安全保障理事会の常任理事国であり、世界の主要経済国でもある」としたうえで、「長期的かつ安定的な包括的戦略パートナーシップを発展させることは、両国および両国民の根本的利益に合致し、世界の平和・安定・繁栄にも資する」と述べた。
そのうえで、「双方は互いに歩み寄りながら、二国間協力と多国間の調整を深化させ、両国関係の改善と発展の流れをともにしっかり維持すべきだ」と呼びかけた。
スターマー首相は前日、首相職および労働党党首を辞任すると発表した。
英下院650議席のうち410議席を占める労働党は、世論調査でリフォームUKに大きく水をあけられ、新たな指導者を求める党所属議員や党員の声が強まっていた。さらに、直近の地方選でも敗北し、スターマー首相の立場は狭まっていた。
スターマー首相は2024年の政権発足以降、前保守党政権下で冷え込んでいた中国との関係改善と貿易関係の強化を進めるなど、中国寄りの姿勢を見せてきた。
その一環として、英国の首相としては2018年以降初めて今年1月に中国を訪問し、習近平国家主席と首脳会談を行った。














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