
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が空軍力の構造的な弱点を露呈した。高価な戦闘機と戦略爆撃機を保有していても、滑走路と燃料・弾薬施設が停止すれば出撃できないという点だ。
北大西洋条約機構(NATO)とウクライナはロシア軍が飛行場を長期間使用できないようにする民間技術を探している。航空機を直接破壊するだけでなく、滑走路と地上の支援施設を繰り返し攻撃して復旧を遅らせるという構想だ。
米軍事専門メディアのThe War Zone(TWZ)は23日(現地時間)、NATOとウクライナが民間防衛産業企業とスタートアップ、技術開発チームを対象に「飛行場利用阻止チャレンジ(Persistent Airfield Denial Innovation Challenge)」を実施すると報じた。
変革連合軍(ACT)とNATO・ウクライナ共同分析・訓練・教育センター(JATEC)が共同主催する。総賞金は最大25万ユーロ(約4,594万7,300円)だ。参加申請は来月20日まで受け付け、1次審査を経て最大10チームを決勝に進出させる。

NATOとウクライナは敵の飛行場の核心施設を自律または遠隔で攻撃する技術を要求した。標的には軍用機だけでなく、滑走路、燃料・弾薬貯蔵庫、地上の支援基盤施設が含まれる。
重要なのは、一度滑走路に穴を開けることではない。ロシア軍が破損した区間を埋めて航空機の運航を再開しようとすれば、復旧設備と支援施設を再び攻撃して飛行場を長期間使用不能にする方式だ。
滑走路は広く固定されているため隠すことが難しい。戦闘機や爆撃機を格納庫や他の基地に移しても、離着陸路と燃料供給網が断たれれば作戦能力が急激に低下する。高価な航空機を一機ずつ追跡するよりも基地全体の機能を麻痺させる方が効率的だという判断だ。
今回の公募はウクライナ戦争で民間技術の役割が大きくなったことも示している。ウクライナは商用部品と人工知能(AI)、小型ドローンを迅速に結合してロシアの後方を攻撃してきた。NATOはこのような実戦経験を制度的な技術開発に取り入れようとしている。

ロシアも空軍基地の脆弱性を意識して防御施設を増やしている。The War Zoneが入手した20日の衛星写真を見ると、ロシアのサラトフ州にあるエンゲリス2空軍基地で大型の防護格納庫が最低17個建設されている。この施設は一般戦闘機用よりもはるかに大きい。エンゲリス2空軍基地に配備された戦略爆撃機「Tu-95MS」と「Tu-160」を収容できる規模と推定される。
エンゲリス2空軍基地はロシアの長距離航空戦力の核心拠点だ。ロシア唯一のTu-160部隊とTu-95MS部隊が駐屯し、ウクライナを狙った長距離巡航ミサイルの攻撃に投入された。ロシアは冷戦時代から戦略爆撃機を屋外に露出させてきた。ウクライナの長距離ドローン攻撃が続く中、爆撃機の上にタイヤを置いたり、係留場の床に偽の航空機の形状を描く臨時の手段も動員されたりした。
しかし、ドローンが燃料貯蔵庫と弾薬施設、航空機まで脅かすと、結局戦略爆撃機用の格納庫を建設し始めた。生産が終了したTu-95MSと生産再開が遅れているTu-160は損失時に代替するのも難しい。
防護格納庫はドローンや破片攻撃から爆撃機を保護することができる。しかし、NATOとウクライナが狙う滑走路と燃料・弾薬施設まで全て隠すことはできない。ロシアが航空機を隠す間、攻撃する側は飛行場全体を停止させる技術に目を向けている。













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