米空母、約5カ月にわたり太平洋に1隻のみ…中国の3隻体制と対照的
イラン戦争後、稼働中の7隻のうち3隻を中東に派遣…横須賀を母港とするジョージ・ワシントンも移動
6月末まで空母1隻体制が21週目…2021年以降で最長
中国は昨年、空母2隻の同時展開や3隻目の空母就役で海軍力を増強

米国とイランの戦争が始まって以降、太平洋で米空母が1隻のみとなる状況が約5カ月にわたり続いていると、日本経済新聞が26日報じた。
同紙は、米国がこれまで太平洋に2隻程度を展開してきたものの、イラン戦争を受けて空母を中東方面へ振り向けたことで、3隻を運用する中国との軍事バランスが崩れる恐れがあると伝えた。
米海軍協会が公開した位置データを基に分析した結果、今年、米インド太平洋軍の管轄海域に米空母が2隻以上展開していたのは、1月の3週間だけだった。
昨年の同じ時期には、事実上全期間に当たる24週間にわたり、空母2隻体制が維持されていた。
太平洋で空母1隻体制が続く期間は6月時点で21週目に入り、2021年以降で最長になったと同紙は伝えた。
米軍は2月末のイラン攻撃後、稼働中の空母7隻のうち、日本の横須賀基地を母港とするジョージ・ワシントンを含む3隻を中東方面へ派遣した。
世界の異なる地域で発生する2つの紛争に同時に対処できる能力の維持を掲げてきた米国にとって、空母は欠かせない戦力だと同紙は強調した。米海軍は、世界各国が保有する空母の約半数に当たる11隻を保有している。
米国は、中国の軍事力増強や「台湾有事」を想定し、ジョージ・ワシントンに加えて米西海岸を母港とする空母も展開してきた。2016年以降はほぼ毎年、太平洋に2隻以上の空母を配備しており、2022年には南シナ海で空母2隻を含む演習も実施した。
米空母が減る一方で、中国は海軍力を増強し、太平洋での活動範囲を広げている。昨年6月には、保有する空母2隻が初めて同時に太平洋側で活動している様子が確認された。さらに昨年11月には、3隻目の空母である福建艦も就役した。













コメント0