
米国防総省はロッキード・マーティンと最大350億ドル(約5兆6,600億円)規模の契約を締結し、今後7年間、毎年数百発のTHAAD(高高度ミサイル防衛システム)迎撃ミサイルの供給を受けることになった。これは、イラン戦争で消耗した米国のミサイル在庫を補充するための措置だ。
24日(現地時間)、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、今回の契約は4月に発表された47億ドル(約7,605億3,300万円)規模のパトリオットミサイル増産契約に続くもので、いずれも「暫定契約(undefinitized contract)」の形態で締結されており、今後、議会による追加予算の承認が必要となる。THAAD用迎撃ミサイルは、大気圏外で弾道ミサイルを迎撃できる高性能兵器で、1発当たりの価格は1,200万ドル(約19億4,200万円)を超えるとされる。
契約の発表は、ドナルド・トランプ米大統領がホワイトハウスに軍首脳部や防衛関連企業の最高経営責任者(CEO)らを招き、生産拡大を要請した場で行われた。国防総省は2025年から、企業に対し生産能力拡大への投資を促す取り組みを進めており、その見返りとして安定した受注を保証する大規模な長期契約を提示している。
ロッキード・マーティンは2026年1月、米国内で高まる需要に対応するため、THAADの生産能力を拡大する方針を明らかにした。同社は2030年までに90億ドル(約1兆4,600億円)以上を投資する大規模な生産拡大計画の一環として、アラバマ州に新工場を建設している。














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