
ホルムズ海峡南方のアラビア海で米海軍のMH-60Sシーホークヘリコプターが墜落し、乗組員1人が行方不明となった。
米軍事専門メディアThe War Zoneなどによると、米海軍中央軍と第5艦隊は1日、「空母ジョージ・H・W・ブッシュ所属のMH-60Sシーホークヘリコプターが同日午前3時30分頃、アラビア海に緊急着水した」と発表したという。
報道によると、乗組員4人のうち3人は救助されたが、残る1人の捜索が続いている。
シーホークはレーダーやソナー、電子戦装備を統合し、敵潜水艦の探知・追跡から魚雷による攻撃まで遂行できる世界有数の対潜ヘリコプターとされる。
また、ヘルファイアミサイルや誘導ロケット、機関銃などを搭載できるため、小型高速艇や警備艇、海賊船への対処能力にも優れるほか、遭難者の救助や特殊部隊の投入など、救難・輸送任務にも対応できる。
「海の狩人」の異名を持つシーホークヘリコプターは高い安定性と火力を備えた機体として評価されてきた。

今回の事故は米国とイランが戦争終結に向けた緊張感のある協議を続ける中で発生した。ここ数週間の間にこの地域で米軍ヘリコプターの乗組員が墜落事故に遭うのはこれが2件目となる。
先月9日には、米陸軍のAH-64アパッチ攻撃ヘリコプターの乗組員がオマーン湾に墜落し、米軍の無人水上艇によって救助された。当時、ドナルド・トランプ米大統領はイラン軍が同機を撃墜したと主張していた。
一方、今回の事故について米軍は、現時点で敵対勢力による攻撃が原因ではないとの見方を示している。米海軍第5艦隊は「今回の緊急事態が敵対行為によって引き起こされたことを示す兆候は確認されていない」と説明した。
事故機が所属する空母ジョージ・H・W・ブッシュは3月下旬から中東地域に展開し、作戦任務に当たっている。
米国防総省のMH-60R計画資料を引用した防衛専門メディアによると、MH-60Rの平均調達価格は約3,700万ドル(約60億円)だという。













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