中国との貿易関係に意欲示すパラグアイ 中国は台湾との断交を要求

台湾と外交関係を結ぶ南米のパラグアイが、中国との貿易関係を築く意向を示した。これに対し中国政府は「正しい決断を下すべきだ」と述べ、台湾との断交を中国との貿易関係構築の前提とする姿勢を改めて示した。
中国外交部の郭嘉昆報道官は1日の定例記者会見で、南米南部共同市場(メルコスール)首脳会議を巡るパラグアイ外相の発言について問われ、「中国は関連問題に関する立場をすでに何度も表明している」と述べた。
郭報道官は、パラグアイ政府と指導者に対し、歴史の流れと国民の願いに沿って速やかに「歴史の正しい側」に立つべきだと主張した。さらに、国際社会の大多数の国々と歩調を合わせ、自国の根本的かつ長期的な利益にかなう正しい決断を下すよう求めている。
シンガポール紙のストレーツ・タイムズなどによると、6月30日(現地時間)に開かれたメルコスール首脳会議では貿易問題が議論された。パラグアイのルベン・ラミレス・レスカノ外相は、台湾との外交関係を断つことが条件とならない限り、中国との貿易関係の構築を拒まない考えを表明した。
中国側の発言は、パラグアイが中国との貿易関係を築くためには、台湾との断交が前提になるとの立場を強調したものとみられる。
パラグアイは南米で、台湾と外交関係を維持する唯一の国となっている。パラグアイのサンティアゴ・ペニャ大統領は5月に台湾を訪問し、台湾の頼清徳総統と会談している。
郭報道官はペニャ大統領の台湾訪問時にも、パラグアイ政府に対し、速やかに立場を変え、情勢を明確に認識した上で民意に沿い、「一つの中国」原則を認める正しい政治的決断を下すよう求めた。
一方、郭報道官は、ホンジュラス外務省が台湾との国交回復について協議していないと明らかにしたことに触れ、「中国は、ホンジュラス政府が以前、関連問題について説明していたことに注目している」と述べた。その上で、台湾の頼清徳総統の政権による「うそ外交」が露呈したと主張した。
続けて、「台湾独立」を目指す分裂活動は逆風を受け、民心を得られず、必ず失敗すると強調している。













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