
「投資の神様」として知られるバークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット会長が、過去20年間にわたり続けてきた「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」への寄付を初めて保留したことが分かった。未成年者への性搾取犯罪で起訴され、裁判中に拘置所で死亡した米実業家ジェフリー・エプスタインと、マイクロソフト共同創業者であるビル・ゲイツ氏との関連性を巡る財団の内部調査結果を見極めた上で判断する立場とみられる。
米ウォールストリートジャーナル(WSJ)によると、この件に詳しい関係者は29日(現地時間)、バフェット会長がゲイツ財団への寄付を今年は見送ることにしたと明らかにした。ゲイツ財団はゲイツ氏が設立した慈善・研究支援財団だ。バフェット会長は2006年からこの財団に毎年バークシャー・ハサウェイの株式を寄付してきた。昨年までの総寄付規模は約480億ドル(約7兆8,000億円)に達する。
バフェット会長はゲイツ財団の内部調査結果を見守った後、早ければ感謝祭(11月末)頃に寄付の有無を決定する見込みだ。ゲイツ財団は現在、法律事務所を任命してエプスタインとの関係を自主的に調査している。その結果は今年の夏に出る予定だ。
ゲイツ財団の内部調査は、先に今年初めに米司法省が公開した大規模な文書によってゲイツ氏とエプスタインの親交が明らかになったことに起因する。ゲイツ氏は、生前のエプスタインと何度も会っており、側近たちもエプスタインが2019年に刑務所で死亡するまで頻繁に連絡を取り合っていた事実が明らかになった。
ゲイツ氏は最近開かれた議会公聴会でエプスタインとの出会いが「非常に深刻な判断ミス」であったと認めた。また、エプスタインと何度も交流した事実が明らかになると、バフェット会長との関係は疎遠になった。バフェット会長は今年3月に米 CNBCとのインタビューで「エプスタインファイルが公開されて以来、ゲイツ氏と話したことはない」と明らかにし、距離を置いた。ゲイツ氏は昨年5月にバークシャー・ハサウェイの年次株主総会にも不参加だったとWSJは伝えた。













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