
ロシア本土の石油精製施設が相次いで空襲を受け、守勢に立たされている中、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が異例にも軍服姿で登場し、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を嘲笑した。5日(現地時間)、米ワシントン・ポスト(WP)などの海外メディアは、プーチン大統領が3日に最前線近くのロシア軍指揮所を訪れ、ウクライナ領土の追加占領を誓ったと報じた。
この日、プーチン大統領は軍の指揮官たちから報告を受けた後、「コスチャンティーニウカを占領した。これはウクライナ軍の重要な防衛拠点を崩壊させた重要な成果だ」と述べた。同地はドンバスと呼ばれるルハーンシック・ドネツク州全体の運命を左右する最前線の重要な要衝であり、拠点都市だ。彼は一貫してドネツク州全体をロシア領土に完全に編入することを今回の戦争の核心目標としてきたため、コスチャンティーニウカの占領はそれだけ重要な意味を持つ。
特にプーチン大統領はこの日、普段は主にスーツ姿で公の場に姿を見せているのとは対照的に、軍服姿で現れ、注目を集めた。これについて一部では、ウクライナのドローン(無人機)攻撃などによるロシア国内の動揺を抑え、自身が戦時状況を完全に掌握している強力な最高司令官であることを誇示する視覚的演出だと分析している。
続けて彼は、ゼレンスキー大統領に対し皮肉を込めて批判した。プーチン大統領は「ゼレンスキー大統領とその政権は、ほかに何もできず、まともな訓練も受けていない演じる役者にすぎない」とし、「キーウ政権の指導者らが架空の成功談を並べ立てているが、我々が知る限り、そのようなものは現実には存在しない」と切り捨てた。有名コメディアン兼俳優出身のゼレンスキー大統領が、今も演技を続けていると批判したわけだ。
しかしこの発言が伝わるや否や、ウクライナは即座に反論した。ウクライナ軍参謀本部のアンドリー・コヴァレフ報道官は「敵はこの前線で3日間に11回の攻撃作戦を行ったが失敗した。その代わり、最高指導部は露骨な虚偽情報とフェイクニュースに依存している」と主張した。
ゼレンスキー大統領も4日、SNSの「X(旧Twitter)」に「コスチャンティーニウカがロシアの支配下にあるなら、プーチン大統領がそこで私と会い、戦争を終わらせるための外交的な解決策を探ることに何の問題もないはずだ」とし、「しかし、彼が前線を越えて来ることはない。それが事実だ。現実はプーチン大統領の発言とは異なる」と記した。これに対し米シンクタンクの戦争研究所(ISW)は「プーチン大統領が3日深夜に指揮官らとの会議を演出したのは、4日の米独立記念日を前に、西側メディアの戦争報道に影響を与えることが狙いの一つだったとみられる」と分析した。















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