
2月、米国とイスラエルの空爆で死亡したイランの前最高指導者、アリ・ハメネイ師の公邸が被弾された直後の様子が初めて公開された。イランのファルス通信などの現地メディアは8日(現地時間)、空爆によって無残に破壊されたテヘラン中心部にあるハメネイ師の公邸の様子を公開した。約50秒の映像には、骨組みだけを残して崩れ落ちた建物や焼け焦げた構造物、がれきと化した内部の様子に加え、生前のハメネイ師の姿が収められている。

これに先立ち、ハメネイ師は戦争初日の2月28日、米国とイスラエルの爆撃により、娘、娘婿、息子の妻、生後14か月の孫娘とともにこの公邸で爆死した。当時、米軍はまず大規模なサイバー攻撃を行い、イランの防空網を無力化した。その後、イスラエルの戦闘機がテヘラン上空に進入し、ハメネイ師の公邸を狙って約30発の精密誘導爆弾と空中発射弾道ミサイルを投下した。この過程で公邸の執務室や祈祷室、私邸部分を含む少なくとも6棟の建物が相次いで倒壊した。
攻撃から4か月が過ぎたこの時期にイラン当局が公邸の映像を公開したのは、ハメネイ師の国葬に合わせて国内の結束を図り、反米・反イスラエル世論を高める狙いがあるとみられる。また、幼い孫を含む民間人の一家が犠牲になったことを前面に打ち出し、攻撃の残虐性を印象付ける狙いもある。
4日、イランの首都テヘランで始まったハメネイ師の葬儀は、イラン中部の宗教都市ゴム、イラクのシーア派聖地カルバラーなどを経て、9日にイラン北東部のシーア派聖地マシュハドのイマーム・レザー廟での埋葬式をもって終了する。この件について、米ワシントン・ポスト(WP)などの海外メディアは「今回の葬儀に集まった多くの人々は、米国とイスラエルの政権崩壊の試みが失敗したことを示す強力なメッセージだ」とし、「開戦初期にハメネイ師が死亡したにもかかわらず、イランの神権体制が崩壊することなく存続したことを国内外に示す場になった」と分析した。













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