「まさか北欧が中国側に?」王毅氏の歴訪で“デカップリング反対”を強調

中国の外交トップがデンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーの北欧4カ国の歴訪を終えたことを受け、中国外務省は、各国がデカップリング(サプライチェーンの切り離し)に反対する姿勢を確認したと成果を強調した。
中国外務省は8日、公式ウェブサイトで中国の王毅外相による北欧4カ国歴訪の成果について説明する声明を発表し、今回の歴訪でこうした成果を収めたと明らかにした。
声明では、中国と4カ国が自由貿易と経済のグローバル化を断固として支持するとともに、一方的な措置やデカップリングに反対する立場で一致したと説明した。
中国の過剰生産問題などを巡り欧州連合(EU)と中国の間で貿易摩擦が続くなか、北欧4カ国が中国に比較的友好的な姿勢を示していることをアピールする狙いがあるとみられる。
外務省は、「双方は、中国・EU間の貿易・投資協議メカニズムの新設など最近の進展を前向きに評価するとともに、中国とEUが引き続き協力し、経済・貿易上の対立を適切に解決する方法を模索することを支持する」と説明した。
また、中国側は「貿易黒字を意図的に追求しているわけではなく、EUが制限的な立法措置を導入することは望まない」としたうえで、EUに対し、中国向け高付加価値製品の輸出規制を緩和するよう求める立場も示した。
さらに外務省は、双方が互いの核心的利益と重大な関心事項を尊重・配慮し、意見の相違は適切に管理することで一致したと説明した。そのうえで、「4カ国は『一つの中国』政策への揺るぎない支持を改めて確認した」と強調した。
このほか、中国と4カ国は、グリーン移行(グリーン転換)、循環型経済、グリーン海運(環境配慮型海運)、バイオ・医薬品分野で協力を深めることで合意した。人工知能(AI)についても、グローバル・ガバナンスに関する対話を強化し、共通のガバナンスルールを議論することで一致した。
外務省はまた、ウクライナ情勢や中東情勢などの国際・地域問題についても、すべての紛争は対話と交渉を通じて政治的に解決されるべきであり、各国がそのために建設的な役割を果たすべきだとの認識で一致したと付け加えた。
王毅外相は2日から北欧の4カ国を歴訪し、各国の外相をはじめ、各国の首脳や国王とも会談した。













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