「合意は終わった」と宣言…ホルムズ海峡情勢への報復を予告

ドナルド・トランプ米大統領が、イランに対する追加空爆の可能性を改めて示唆した。
ロイター通信によると、トランプ大統領は8日(現地時間)、トルコの首都アンカラで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で、「おそらく今夜、我々はイランを再び強烈に攻撃することになる」と述べた。
これに先立ち、トランプ大統領は先月締結された米国とイランの暫定合意についても「終わった」と宣言した。「イランを相手にするのは時間の無駄だ」と述べ、イラン側が休戦条件に違反したと主張した。
今回の発言は、ホルムズ海峡を巡る緊張が再び高まる中で出た。イランがバーレーンやクウェートにある米軍施設、湾岸海域を航行する商船などを狙った攻撃を行ったことを受け、米国が追加の軍事対応を準備しているとみられている。
トランプ大統領は具体的な攻撃目標については明らかにしなかった。ただし、「強烈に攻撃する」と表現し、防空網やイラン革命防衛隊(IRGC)の海軍戦力、ミサイル発射施設などが再び標的になる可能性に言及した。
また、イランの原油輸出における中核拠点であるハルグ島について、「いつか我々はハルグ島を掌握することになる」と述べた。
さらに、「ほかの石油関連インフラとともに、イランの石油・ガス市場を完全に統制する。私が望んでいるのはハルグ島を占領することだ」と強調した。
ハルグ島は、イランの原油輸出の大部分を担う戦略的拠点だ。米国が実際に島を占領したり、関連施設を掌握したりすれば、イラン経済に致命的な打撃を与える可能性がある。
一方で、米軍が同島を長期間防衛するには大規模な地上部隊の投入が避けられず、軍事的な危険も非常に大きいとの指摘が出ている。
前日、米国はホルムズ海峡でのタンカー攻撃を受け、イラン国内の軍事施設を攻撃した。
ロイター通信は、イランが米軍基地を狙った報復攻撃に乗り出す中、米国とイランの双方が暫定合意を破棄した責任を相手側に押し付けていると伝えた。













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