「イランにできることは何もない」トランプ、“核の山”攻撃を予告…紅海封鎖にも警告

イエメンの親イラン派武装組織フーシ派が、サウジアラビアを標的に紅海を封鎖すると表明する中、米国のドナルド・トランプ大統領は21日、「もしそのような事態が起きれば、我々が対処する」と述べた。トランプ大統領は同日午前、ホワイトハウスで開かれたレバノンのジョゼフ・アウン大統領との首脳会談で、記者団にこう明らかにした。米国とイランの武力衝突が続く中、トランプ大統領は、イランが対話を切望しているとしながらも、「彼らが意味のある形で会談する準備を整えるまで、我々は対話に関心がない」と強調している。
中東地域を管轄する米中央軍(CENTCOM)は、前日まで10日連続でイランへの空爆を実施した。ホルムズ海峡の支配権を巡って両国が衝突する中、フーシ派は親米産油国のサウジアラビアを標的に、紅海とアラビア海を結ぶバブ・エル・マンデブ海峡を封鎖すると宣言している。このため、戦線がホルムズ海峡を越えて紅海にまで拡大しかねないとの危機感が高まっており、トランプ大統領の発言は、フーシ派が封鎖に踏み切れば軍事力を投入して攻撃する考えを示したものと受け止められた。米軍は昨年3~5月にも、トランプ大統領の指示を受け、紅海で民間商船への攻撃を続けていたフーシ派に対して大規模な攻撃を行った。
トランプ大統領は「対話は水面下で進んでおり、壊滅的な敗北を喫した彼らは、これを終わらせるために我々との会談を切望している」と述べる一方、「対話のための対話」には応じない考えを明確にした。さらに、イランが核開発用の遠心分離機を大量に保管しているとされる「ピックアックス山(Pickaxe Mountain)」について、「核物質がなければ意味はない」としながらも、「恐らく近く、あの地域を攻撃する。イランにできることは何もない」と主張した。会談に同席した米国のピート・ヘグセス戦争長官は「47年間、彼らは北朝鮮と同様に通常戦力を強化してきた」「まさにその方法で北朝鮮が爆弾、つまり核兵器を開発したことを思い出してほしい」と語り、イランによる核兵器開発の試みを阻止する必要性を訴えた。
レバノンは米国の仲介により、イスラエルと基本合意を締結した。しかし、レバノン国内の親イラン勢力ヒズボラとイスラエルの衝突が続き、米国とイランの終戦に関する了解覚書(MOU)を脅かす要因となってきた。ヒズボラはレバノン南部からのイスラエル軍撤退を求めているが、イスラエルは自国を脅かすヒズボラの武装解除が先であり、それが実現しない限り部隊を撤収しないとの立場を示している。アウン大統領は「我々は再び悲劇が起きることを望んでいない」と述べ、レバノン国軍への支援を要請した。これに対し、トランプ大統領は「アウン大統領が望むなら、私はヒズボラと対話する」、「私は誰とでも話すことができる」と応じている。
一方、トランプ大統領は先週の国民向け演説で、自ら提起した中国による2020年米大統領選への介入疑惑について、「その問題について中国と話す」と述べた。さらに、前日にニューヨークの連邦庁舎で発生した火災を巡り、「あれこそ、我が国への入国を許された者たちがやることだ」と非難した上で、「過激な狂人たちであり、私は彼らを追い出す」と語った。
















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