「軍国主義を許すな」…中国がASEANで放った“日本への露骨な警告”
中国、フィリピンを牽制「一部の国が騒ぎを起こすことに反対」

中国の外交トップがASEAN(東南アジア諸国連合)諸国に対し、外部勢力の干渉に反対し、軍国主義の復活を許すべきでないと述べ、西側諸国を牽制した。南シナ海問題についても中国の主張を強調し、フィリピンを批判するメッセージを発した。
23日、中華人民共和国外交部は、王毅・共産党中央政治局委員兼外交部長が前日フィリピンのマニラで開かれた中国ASEAN外相会議で、▲地域の平和維持 ▲地域の発展基盤の強化 ▲グリーン成長の推進 ▲人々を重視した発展など4つの提案を行い、このように述べた。
王部長は特に地域の平和的な開発環境に関して「外部からの不当な干渉に断固反対し、排他的な枠組みの構築を阻止しなければならない」とし、「陣営対立をあおることを拒否し、軍国主義が再び台頭することを絶対に許してはならない」と強調した。
東南アジア地域におけるアメリカなど西側諸国の介入に反対し、日本の右傾化などを阻止すべきだという点を強調したものと解釈される。
地域発展に関しては地域的な包括的経済連携協定(RCEP)を通じて食料・エネルギー安全保障とサプライチェーンの安定を強化すべきだという点も併せて要請した。
最近、中国とフィリピン間の対立が激化している南シナ海問題に関しても、間接的にフィリピンを牽制しながら自国の立場を表明した。
王部長は「中国とASEAN諸国は南シナ海問題を引き続き適切に処理できる知恵と能力を持っている」とし、「南シナ海行動規範」など中国が主導する方式での問題解決を強調した。
その上で「域外勢力による扇動や介入を阻止しなければならない」とし、「一部の国が海洋問題を利用して騒ぎを起こすことに反対し、南シナ海の平和と安定を守る主導権を自ら握るべきだ」と述べた。
直接的にフィリピンを名指しはしなかったが、最近南シナ海で中国と衝突を起こした相手であるフィリピンを念頭に置いた発言と解釈される。
また、王部長は「中国はASEANと平和・発展・協力・共生の原則を堅持し、より緊密な協力で地域各国の人民に利益をもたらし、新たな挑戦と不確実性により一層強固な団結で対応したい」と付け加えた。
この日の中国ASEAN外相会議では中東情勢の変化の影響への対応やエネルギー協力強化などに関する共同声明も採択された。
王部長はこの日を機にフィリピンの他にインド・ベトナム・バングラデシュ・ブルネイ・ブラジル・パプアニューギニアなどの外相とも個別に会談を行った。















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