「負傷者を迎える準備まで始まった」...米軍、欧州に”医療要員150人超を増派”
米戦闘機・特殊部隊を前進配備…医療要員150人が欧州へ
サウジアラビアへの海上封鎖を宣言 イエメンのフーシ派への対応との分析も

米国が連日、イランへの空爆を続けるなか、米軍が最近、中東地域に兵力や医療要員、ミサイルなどの武器を大規模に増強配備していると、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が22日(現地時間)に報じた。
飛行の追跡データや米国の当局者によると、この1週間の間に、米本土に駐留していた特殊作戦部隊が中東に配備されたという。また、米軍の戦闘機の編隊が中東各地に前進配備されたという。米国と英国の基地の爆撃機は、作戦の拡大に備えて高い警戒態勢を維持しているという。
このほか、ドイツのラントシュトゥール地域医療センターには、150人を超える医療要員が追加で配備された。ここは中東地域で負傷した米軍を治療する中核の医療施設だ。
先にWSJは、米軍の空中給油機と、ドイツのシュパンダーレム空軍基地のF16戦闘機、英国のレイクンヒース空軍基地にあるF35が中東に配備されたと報じていた。有力な駐留先としては、イスラエルとヨルダンが挙げられる。
戦力の増強は、ヨルダンの米軍基地でイランの攻撃により米軍の兵士3人が死亡し、イラクでイランのドローン(無人機)の不発弾の処理の作業中に米軍1人が死亡した後に行われた。
米国のドナルド・トランプ大統領は、4月に停戦を宣言した後「イランが米軍を殺害した場合」に全面戦争を再開する意向を示しているとされる。
米国はすでに中東に数万人の米軍の兵力を配備している。米海軍は現在、中東に空母打撃群2つと駆逐艦11隻、海兵隊の遠征部隊を含めて計17隻の艦艇を運用中だ。

米国はイラン戦争に天文学的な費用を投じながら5カ月間戦争を続けているが、紛争が解決する兆しは見えず、米国内の世論は悪化している。
また、イランの支援を受けるイエメンのフーシ派がサウジアラビアへの海上封鎖を宣言し、ホルムズ海峡に続き、紅海の入り口であるバブ・エル・マンデブ海峡まで封鎖され、世界の原油の供給が大きな打撃を受けるとの見通しが出ている。
ただ、米中央軍司令官と特殊作戦軍司令官を務めたジョセフ・ボテル退役大将は、兵力の増強自体が、必ずしも大規模な軍事作戦が避けられないことを意味しないと述べた。ボテル氏は「重要なのは、大統領と国防長官に最大限の柔軟性と多様な選択肢を提供することだ」と説明した。
今回の兵力の増強は、紅海で挑発の水準を高めているフーシ派を狙ったものだという主張も出ている。WSJは、今回の措置は「フーシ派を攻撃できる能力を確保するためのものかもしれない」と指摘した。



















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