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「写真1枚で撮影場所を特定…?」進化するChatGPTの位置推測機能、無防備なSNS投稿に警告

佐藤美穂 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

オープンAIが最近リリースしたChatGPT o3とo4ミニモデルの「位置特定」機能が驚異的な性能を持つと話題になり、SNS上では位置情報を含む写真を安易に投稿しないよう注意を促す投稿が頻繁に見られる。

写真の背景にある建物や街並みの特徴などの地理的情報をAIが分析し、投稿者の撮影場所を特定できるという。

インスタグラムライブなどリアルタイム配信プラットフォームでの動画共有の場合、悪意のある人物が配信場所を突き止めて即座に現地に向かう可能性があるという。

ChatGPT o3のリリース以降、SNSではユーザーの自撮り写真や友人との写真を投稿し、AIに場所を当てさせる投稿が多数見られるようになった。

まるで人間がGoogleマップのストリートビューを見て場所を推測するオンラインゲーム「GeoGuessr(ジオゲッサー)」のように、AIが場所を当てる様子を楽しむ遊びとなっている。ChatGPTに写真を添付してジブリ風に変換するのと同様に、AIを使った一種の娯楽となっている。

有名なランドマークではなく、レストランやカフェ、店舗といった日常的な場所でもAIが瞬時に認識する様子に、多くの人が驚きを隠せないようだ。

AIによる位置特定機能は、ChatGPTモデルだけでなく、様々なAIサービスで登場している。

米公共ラジオNPRの報道によると、スタンフォード大学の学生たちがGoogle ストリートビューを活用し、写真の撮影場所を特定する「Pigeon」を開発した。Pigeonは写真の撮影国を92%の精度で予測できるという。

もう一つの位置特定の「達人」として知られるサービスは「GeoSpy」というAIだ。室内で撮影された写真の窓から見える背景だけで位置を追跡できるとされ、室内写真も安易に共有すべきではないという警告が出ている。

SNSにプライバシーを推測できる情報を安易に投稿すべきではないという注意喚起は、AI登場以前から行われてきた。しかし、AIの高度化により、写真の背景に写る木々や小さな標識といった些細な情報までもが個人を特定する手がかりとなる可能性があり、より一層の警戒が必要だと考えられる。

一つ安心できるのは、現時点でのAIの性能がまだ完璧ではないということだ。

筆者がChatGPT o3に日本旅行で撮影したカフェの写真を投稿し、位置を特定するよう指示してみた。

すると、GPTは自信満々に、その写真が三重県で撮影されたものだと誤った回答をした。実際の撮影場所は三重県の本州ではなく、九州の福岡県だった。

ChatGPT o3は「写真に写る建物の文字や壁・屋根の形状、周囲の街並みの雰囲気からそう判断した」と説明した。

この誤った情報を事実のように述べる幻覚現象(ハルシネーション)は、おそらく写真のカフェの壁に書かれた文言が三重県にあるカフェにも存在し、実際の撮影対象となったカフェの外観データがAIの学習データに含まれていなかったためと推測される。

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