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2025年07月19日土曜日
ホームトレンド「ただの顔のシミ」と思い放置したら、「頬全摘出」で150針縫う羽目に...医師警告「皮膚がんの初期症状」とは

「ただの顔のシミ」と思い放置したら、「頬全摘出」で150針縫う羽目に…医師警告「皮膚がんの初期症状」とは

引用:SNS
引用:SNS

顔に現れた茶色の斑点が次第に広がっていき、片方の頬全体を切除せざるを得なくなった女性の体験談が報じられた。

英紙ザ・サンの報道によると、英ウェールズ南部スウォンジー在住のジャネット・トーマス氏(63)は、新型コロナウイルスによるロックダウン直前の2020年3月、右頬に茶色の斑点が現れたことに気付いたという。日頃からスキンケアに気を遣っていたジャネット氏は、これを単なるシミ程度と考え、大したことではないと気に留めなかった。しかし、この斑点は翌年、肺炎と胸膜炎で入院中の彼女にとって致命的な皮膚がんへと進行した。

2024年4月、肺炎で昏睡状態に陥っていたジャネット氏は、顔の色素性病変が悪化していた。皮膚科の診察を受けた結果、皮膚がんと診断された。

さらに組織検査の結果、単なる切除だけでは不十分だと判断された。右頬と首の部分を含むこの広範囲におよぶ切除手術は、約5時間にわたった。この手術により顔の形が大きく変わり、皮膚を切開して縫合するために150針が使われ、金属製のステープルも必要となった。

ジャネット氏は手術後、外見の大きな変化と精神的ショックにより、外出を避けるようになったという。彼女は「鏡を見ることができない」と訴えた。ジャネット氏は、治療費や生活費、義歯などの費用を賄うため、クラウドファンディングサイトGoFundMeで支援を呼びかけている。

皮膚の変化に気付いたらすぐに専門医の診察を

皮膚がんを早期に発見できなければ、このような深刻な結果を招く可能性がある。さらには侵襲性腫瘍に進展し、生命を脅かす状況に陥る恐れがあることを示している。皮膚がんは、早期発見できた場合は局所切除のみで治療できるが、発見が遅れると、広範囲の手術と免疫療法が必要となる。特に、紫外線に晒されたことによる色素性病変は、基底細胞がんや扁平上皮がんの初期兆候である可能性があるため、皮膚に変化が見られた場合はすぐに専門医の診察を受けるべきだ。英国皮膚科学会(BAD)と米国皮膚科学会(AAD)は、年に1回以上は皮膚がん検診を受けることを推奨している。

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