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「身体の敏感な部位を露出」「誘惑的なテクニックで不道徳を煽った」…人気ベリーダンサーが空港で突然拘束、エジプト当局は“公序良俗の乱れ”と断定

織田昌大 アクセス  

引用:リンダ・マルティノ氏のSNSアカウント
引用:リンダ・マルティノ氏のSNSアカウント

ベリーダンスで人気を集めていた女性インフルエンサーが、「堕落を助長し、公序良俗を乱した」との容疑で当局に身柄を拘束された。

イタリア紙『ラ・レプッブリカ』によれば、「リンダ・マルティノ」という芸名で活動していたダンサーは、約2週間前にUAE・ドバイへ向かうためカイロ国際空港に到着した際、現地当局により逮捕されたという。

マルティノはフォロワー200万人超のSNSインフルエンサーとして知られ、伝統的なベリーダンス衣装を着用し、公演で踊る動画を数多く投稿してきた。

エジプト出身でイタリア人男性と結婚し、現在はイタリア国籍を持つが、エジプト当局は彼女を「エジプト人」として扱い、逮捕に踏み切った。

当局が発表した起訴状では、「わいせつな衣装で公演を行い、意図的に身体の敏感な部位を露出させた」「誘惑的なテクニックと挑発的な動きで不道徳を煽った」などの文言が並んでいる。

カイロ検察も「挑発的な服装と性的な表現のある踊りは、公序良俗と社会的価値観に反する」とし、彼女の行為に法的責任があるとみなしている。

だが、マルティノは全面的に容疑を否定。「投稿動画はすべて合法的な公演のもので、公のモラルに反する内容は一切ない」と反論している。

実際、エジプトではベリーダンスそのものは合法とされているが、厳格な規制が存在する。とくに公演中の衣装については、脚を完全に覆い、スリットなし、腹部や胸部の露出を避けるよう義務づけられている。しかし、透け感のある素材を使うなどして、グレーゾーンで活動するダンサーも多い。

マルティノは現在、エジプトで最も有名なベリーダンサーの一人とされているが、初公判はまだ開かれていない。

なお、同様の容疑で起訴されたカテリーナ・アンドレーバには懲役1年の判決が下されたという。

エジプト政府は長年にわたりベリーダンスを「退廃的」とみなし、その公演を問題視してきた。2012年にはベリーダンスを放送したテレビ局の社長が逮捕され、2018年には露出度の高い衣装で公演したロシア人ダンサーが国外追放されるなど、類似のケースが続いている。

最近では、ミュージックビデオの踊りがわいせつとされて逮捕されたダンサーや、エジプト国旗を模した衣装で舞台に立ち「国旗侮辱罪」で告発された事例も相次いでいる。

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