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地球の飲料水が「前例のない速さ」で枯渇…人口の75%が水不足地域に居住、毎年カリフォルニア州の2倍の面積で拡大中

織田昌大 アクセス  

地球の飲料水が急速に枯渇 「前例のない速さ」と警告

米アリゾナ州立大学の研究チームは25日(現地時間)、世界人口の約75%が淡水不足に悩む地域で暮らしているとする研究結果を、国際学術誌『サイエンス・アドバンシズ』に発表した。

地球規模で飲料水がかつてない速さで失われている実態が浮き彫りになった。

宇宙科学メディア『スペース・ドットコム』によれば、2002年以降、水不足が深刻化する地域は毎年カリフォルニア州の約2倍の面積に匹敵する規模で拡大しているという。

この分析は、米航空宇宙局(NASA)の人工衛星「GRACE」などが過去20年間に収集した観測データをもとに行われ、湖や河川、地下水脈など主要な水源の減少も含まれている。

引用:Pixabay*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:Pixabay*この画像は記事の内容と一切関係ありません

調査では、北半球全域で極端な乾燥化が進んでいることが判明した。特に北米西海岸、北米南西部、中米、中東、東南アジアで被害が大きく、かつて湿度が上昇傾向にあった地域でさえ、現在は乾燥化が進むか、過去ほど湿度が上がらなくなっているという。

世界人口の約4分の3が淡水不足に直面しており、これは農業や衛生環境、気候変動への適応力に深刻な影響を及ぼしている。このままでは、すでに降水量不足が問題化している地域の砂漠化をさらに加速させる恐れがある。

研究チームは、陸域の水損失が氷河融解よりも海面上昇に与える影響が大きいと指摘。「データによれば、2002年以降、大陸全体で前例のない規模の水分喪失が発生している」と警鐘を鳴らした。

主因は地下水の過剰利用や管理の不備で、さらに欧州での長期干ばつや北極圏の永久凍土の融解など、気候変動の影響が複合的に関与しているという。

チームは「気候変動を完全に抑制するのは困難である以上、持続可能な水資源管理の導入が急務だ」と強調。「地下水の過剰な汲み上げは乾燥地域の水量減少を加速させ、気温上昇の影響をさらに深刻化させる。カリフォルニアなど一部地域では地下水の乱用が、地域だけでなく世界全体の水資源や食料安全保障をも脅かしている」と指摘した。

さらに、地下水の枯渇が新たな深刻な脅威となり、連鎖的な災害を引き起こす可能性があるとも警告。

「温暖化が進み、乾燥化が拡大する地球において、世界の地下水供給を守ることは何よりも重要だ」と結論づけた。

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