
アメリカのケンタッキー州を代表するバーボンウイスキー(トウモロコシを主原料とした北米ウイスキー)製造会社「ジムビーム」が来年から1年間、主力蒸留所の生産を中断する。高騰したアメリカの物価のために在庫が積み上がっていた中、ドナルド・トランプアメリカ大統領の関税政策による貿易不確実性が複合的に作用した結果だ。
22日(現地時間)「CNN」「BBC」などはジムビームが発表した声明を引用し、来年1月1日からケンタッキー州クレアモントにあるジェームズ・B・ビーム施設内の蒸留所の生産を一時中断すると報じた。会社は中断期間中に施設改善などの投資に取り組む計画だ。
「BBC」はケンタッキー州の蒸留酒製造業者がトランプ大統領の貿易政策などによって不確実性に直面していると伝えた。稼働中断期間の人員運用については、所有者であるサントリーグローバルスピリッツと労働組合が協議を進めている。サントリーグローバルはケンタッキー州の事業所内で1,000人以上の従業員を雇用している。
今回の決定は増加した在庫に伴う管理コスト負担が背景に挙げられる。先月、ケンタッキー蒸留酒協会(KDA)によると、州全域の倉庫に保管されているバーボンウイスキーの量は1600万バレルを超え、史上最高を記録した。
ケンタッキー州は熟成中のバーボンウイスキーにも税金を課す。協会は蒸留業者が熟成バレルに対して今年だけで7,500万ドル(約117億円)に達するコストを負担したと明らかにした。2024年に比べて27%増加した規模だ。在庫が急増した背景には、トランプ政権の貿易戦争によって需要が減少した影響も言及されている。
アメリカの酒類製造業者はトランプ大統領が4月2日「解放の日」と称した関税政策を発表し、世界のほとんどの国に関税を課した後、報復的な輸入関税に直面してきた。「BBC」はアメリカとカナダ間の貿易緊張も酒類販売に影響を与えたとし、カナダのほとんどの州では今年初めにアメリカ産酒類のボイコット運動を行ったと述べた。













コメント0