日本のファンはなぜスタジアムを掃除するのか…W杯名物となった「後片付け文化」

試合後に観客席を清掃する日本のサッカーファンの姿が、2026 FIFAワールドカップ北中米大会でも話題を集めている。
15日のスポーツ専門局ESPNによると、日本のファンがスタジアムを去る前にごみを拾い、座席周辺を片付ける習慣が今大会でも注目されている。
日本代表は14日、米テキサス州アーリントンのダラス・スタジアムで行われたグループリーグF組初戦で、オランダ代表と2対2で引き分けた。
試合終了後、日本のファンはこれまでと同様に観客席に残り、清掃を始めた。
こうした後片付けの習慣が広く知られるようになったのは、1998年のフランス大会からだ。
日本代表が初めて出場したワールドカップの試合後、ファンが観客席を片付ける姿が世界的な注目を集めた。
その後、ワールドカップやオリンピックなどの主要な国際スポーツ大会で繰り返し見られ、日本のファンを象徴する行動の一つとして定着した。
2022年のカタール大会では、日本代表が出場していないカタール対エクアドルの開幕戦でも、日本のファンが観客席を清掃した。
専門家は、こうした行動が日本の教育文化と密接に関係していると分析する。
大阪大学の社会学者スコット・ノース教授は、BBCのインタビューで「子どもたちは学校で教室や廊下を自分たちで掃除するため、それが自然に習慣として身に付いている」と説明した。
さらに「ワールドカップのような国際大会で清掃する行為は、日本人が自らの生活習慣への誇りを示す方法でもある」と述べた。
ドイツ日本研究所のバーバラ・ホルトゥス副所長はAP通信に対し、「日本人は幼い頃から他人に迷惑をかけてはいけないと教えられる。その価値観が、スタジアムを清掃する行動につながっている」と分析した。














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