
10代の乗客が高速バスの荷物室に閉じ込められるという、極めて危険な事故が発生した。
2025年12月25日午後10時40分ごろ、10代の男性客は、福岡空港から熊本市の桜町バスターミナルへ向かう高速バスに乗車した。目的地に到着後、男性はバス運転手に荷物を降ろしてほしいと依頼したが、すぐに対応されなかったため、自ら荷物を取り出そうと荷物室の中に入った。その瞬間、荷物室の扉が閉まり、バスはそのまま発車した。
男性は何度も扉を叩いて異変を知らせたが、バスが止まることはなかった。男性は「荷物を取り出している最中に閉じ込められた。かなり危険な状況だ」として、荷物室内部から当時の様子をソーシャルメディア(SNS)に投稿した。この投稿は3,600万回を超える再生回数を記録し、大きな注目を集めた。
次の停車地に到着してようやく、男性は荷物室から出ることができた。その時になって初めて男性を発見したバス運転手は、数回謝罪し「大丈夫か」と尋ねるにとどまり、然るべき救護措置や会社への報告を行うことなく、その場を離れた。男性はその後、連絡を受けて駆け付けた両親の車に乗り、帰宅した。
騒動を受け、バスを運行する九州産交バスは「お客様の生命と身体を危険にさらした」と事実を認め謝罪した。その上で、「マニュアルに『荷物室内部の目視確認』を徹底する項目を追加し、全社的な安全管理体制を強化する」との方針を明らかにした。













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