
杉本達治・前福井県知事が、女性職員に対してわいせつな内容のメッセージを送っていた事実が明らかになり、波紋が広がっている。
1月7日、MRO北陸放送などの報道によると、福井県が設置した外部の特別調査委員会が、職員への聞き取り調査の結果をまとめた報告書を公表した。
この調査は、昨年4月、県の公益通報窓口に女性職員が「杉本知事から恋人になってほしいという趣旨のメッセージや食事の誘いを何度も受けた」と通報したことをきっかけに始まった。県は同年5月に内部調査を行ったが、公正性と中立性を確保するため、9月に外部の弁護士3人で構成された調査委員会に追加調査を依頼した。
約6,000人の職員を対象に聞き取りを実施した結果、4人の女性職員が杉本前知事から深刻なセクシュアルハラスメント(セクハラ)被害に遭っていたことが判明した。杉本前知事は彼女たちに対し、「愛してる」「エッチなことは好き?」といった露骨な内容の性的メッセージを、およそ1,000件も送っていた。
身体的接触もあった。被害者らは、飲食店のソファで太ももを触られたり、会食の席で足を寄せられたりするなど、不適切な接触があったと証言している。さらに、後ろから近づいて突然スカートの中に手を入れ、太ももや尻を触られたと指摘しており、社会に大きな衝撃を与えている。
調査委員会は報告書で、被害者たちが知事の持つ人事権を意識し、明確な拒否の意思を示せなかったこと、また地域社会での噂の拡散や二次被害を恐れて問題提起に踏み切れなかったと分析した。
再発防止策として、知事など特別職公務員による職員への私的連絡手段の使用禁止、知事が加害者の場合でも機能する独立した相談窓口の設置、管理職が被害相談を受けた際の人事部門への報告義務化などを提言した。
一方、一連のセクハラ行為を認めた杉本前知事は、昨年12月に知事職を辞職している。













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