
上海市の桜の名所として知られる顧村公園で、写真撮影のために女性が桜の木に登り、木が倒れるという騒ぎが発生し、マナー違反に対する批判が噴出している。
現地メディアなどによると、園内を訪れていた女性が桜の枝に乗ってポーズを取っていたところ、木が重みに耐えきれず根元からバランスを崩して倒れた。現場に居合わせた他の来園者が撮影した動画には、女性が枝に乗った直後に木が倒れる様子が収められている。目撃者からは驚きの声とともに、「なぜそのような行為に及ぶのか」と非難する声が上がった。
公園側は直ちに職員を派遣し、倒れた木を支えるための支柱を設置するなど応急処置を施した。樹齢約20年とされる当該の桜は、幸いにも枯死は免れたという。
この動画はSNS上で急速に拡散され、公共マナーを問う声が相次いでいる。ネット上では「自然を背景に撮影すること自体は否定しないが、木に登るのは度を越している」「桜の季節になると、こうした迷惑行為が後を絶たない」といった批判が殺到した。
顧村公園は、毎年春に大規模な桜祭りが開催される上海有数の観光地であり、多くの来園者で賑わう。そのため、一部の来園者による迷惑行為が自然環境に深刻な悪影響を及ぼしかねないとの懸念が以前から示されていた。
中国国内では、公共施設の損壊や自然破壊行為に対しては罰金などの行政処分が科されることもあり、本件における女性への対応に関心が集まっている。なお、女性は自らの過失を認め、倒木による損傷への賠償に応じる姿勢を示しているとのことだ。
専門家は「桜の木は見た目以上に構造が脆く、人の体重を支えるようにはできていない」と指摘し、「来園者一人ひとりの基本的なマナー意識の向上が不可欠だ」として改めて注意を呼びかけている。
エディターの一言:SNSでの「映え」を優先するあまり、自然環境や公共施設を軽視する行為は決して許されるものではない。個人のモラルだけでなく、観光地側の管理体制や啓発活動の強化も改めて問われている。













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