注文処理能力を8億3000万件から15億件に拡大
AI・半導体株高や海外投資家流入で注文件数急増
システム障害を防ぐための先手対応

東京証券取引所が、注文処理能力を大幅に引き上げる。日本株市場の活況や海外投資家の流入を背景に注文件数が急増していることから、システム負荷を防ぐための先手対応に乗り出す。
25日付の日本経済新聞によると、東京証券取引所は株式注文処理システム「アローヘッド」の処理能力を、現在の1日8億3000万件から11月までに約15億件へ拡大する計画だ。処理能力を約2倍に引き上げることになる。
今回の増強は、日本株市場がかつてない活況を見せていることを受けた措置だ。人工知能(AI)ブームを背景に、半導体の素材・部品・製造装置関連企業へ海外マネーが流入している。
今月の東京証券取引所における1日当たりの平均注文件数は約2億3000万件と、前年同月比で約1.9倍に増加したという。東京証券取引所は、国内外の投資家の増加が続く中、注文集中によるシステム障害のリスクを抑える方針だ。
日本株市場は足元でAI・半導体関連株を中心に上昇基調が続いている。代表的な株価指数である日経平均株価は22日、8営業日続伸し、終値ベースで初めて7万2000円台を突破した。その後は利益確定売りで一時下落したものの、米マイクロン・テクノロジーの好決算を受け、半導体関連株には再び買いが入った。
市場では、今回のシステム増強は日本株市場を取り巻く取引環境の変化を象徴する動きとの見方が出ている。AI・半導体関連株の上昇や海外資金の流入、個人投資家の参加拡大が重なり、取引インフラ拡充の必要性が一段と高まっているとの分析だ。














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