劣勢に追い込まれたプーチン氏の「腹いせ」か…「ロシア、ポーランドとバルト3国に挑発の可能性」

ロシアがバルト3国やポーランドに対して挑発行為に踏み切る可能性があるとの報道が出ている。英紙ガーディアンは26日(現地時間)、NATO(北大西洋条約機構)東部戦線の加盟国関係者の話として、ロシアが西側軍事同盟の結束を試すため、バルト3国やポーランドへの挑発を準備していると警告したと報じた。
実際、バルト3国の一つであるラトビアの情報機関は22日、ロシアが挑発を準備している兆候を確認したと明らかにした。ただ、全面戦争ではなく、ミサイルやドローン、ハイブリッド攻撃を計画しているという。ハイブリッド攻撃とは、軍事・非軍事の手段を組み合わせて相手国の社会やシステムを混乱させる複合的な脅威を指す。また、先週にはNATOの高官も「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がバルト3国を標的に何らかの行動を計画しているとの情報を入手した」と主張した。
ロシアのこうした動きは、最近、ウクライナによる長距離ドローン攻撃でモスクワの製油施設が破壊されるなど、ロシアが戦況面で劣勢に追い込まれる中で表面化した。これについて、英国のシンクタンク「チャタムハウス」のロシア専門家、キーア・ジャイルズ氏は、「モスクワは水平的なエスカレーション(紛争を他国へ拡大すること)や別の地域での行動を通じて、現在の流れを覆す方法を模索するだろう」としたうえで、「ロシアが何もせず敗北を受け入れると考えるべきではない」と警告した。

ロシアはこれまでも、ウクライナ侵攻後に欧州各国に対する挑発行為を繰り返してきた。2024年7月には英国、ポーランド、ドイツで、DHLの物流施設やトラックなどにあった小包が相次いで爆発・炎上した。また2025年9月には、ロシアのドローン19機がポーランド領空に侵入し、NATOが戦闘機を緊急発進させて撃墜した。













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