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「地球最後の清浄地」も汚染か 南極の雪から人間の細胞より小さいマイクロプラスチックを検出

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南極でマイクロプラスチックの破片が発見されたという衝撃的な研究結果が発表された。

引用:Shutterstock
引用:Shutterstock

先月6日(現地時間)、英国南極調査所(BAS)の研究チームが学術誌「総合環境科学」でこの研究結果を公表した。

発表によると、研究チームは南極の深海基地付近の雪の中からマイクロプラスチックを検出した。これにより、マイクロプラスチックが人里離れた地域でも見つかる可能性が示された。

マイクロプラスチックは5mm未満のプラスチックの破片で、細胞損傷や毒性を引き起こす恐れがある。これらの粒子は過剰な免疫反応を引き起こし、気道の炎症を誘発して鼻炎、気管支炎、喘息などの呼吸器疾患を悪化させる可能性がある。

近年、マイクロプラスチックの危険性が注目され、自然環境中のマイクロプラスチックが人体に取り込まれるリスクに関する研究が進められている。

研究チームは「ユニオン氷河」と「シャンツ氷河」の3カ所のキャンプ地で採取したサンプルを分析。その結果、雪1リットル当たり73個から3,099個のマイクロプラスチック粒子が検出された。これらの粒子の95%は50マイクロメートルで、人間の細胞よりも小さいサイズだ。

研究チームは「従来の研究では、検出感度の低さから南極大陸のマイクロプラスチック汚染の実態を過小評価していた可能性がある」とし、「新技術の開発により、これまでよりはるかに小さなマイクロプラスチックの分析が可能になった」と説明した。

今回の調査では、研究チームはフィルター紙を使用して雪を溶かした後、従来よりも高解像度でスキャンする方法を採用。これにより、3カ所のキャンプ地全てで一般的なプラスチックの種類を特定できた。

検出されたプラスチックには、繊維に使用されるポリアミド、ボトルや包装材に使われるポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、合成ゴムが含まれていた。

BASの海洋生態学者クララ・マノ博士は「これらのマイクロプラスチックは、アウトドア用衣類やキャンプ地内外の安全なルートを示すために使用されるロープや旗から発生している可能性がある」と述べた。

マイクロプラスチックが南極の生態系に与える影響は依然として不明だ。一部の研究では、マイクロプラスチックが雪解けを加速させたり、オキアミが海底に運ぶ炭素量を減少させる可能性が指摘されている。南極に生息するペンギン、アザラシ、魚などの動物からもすでにマイクロプラスチックが検出されている事がわかっている。

研究チームは「マイクロプラスチックが地域的な供給源から来たと推測されるが、これを確認するにはさらなる研究が必要だ」とし、「地域で発見されたものではないマイクロプラスチックがどれほど長距離を移動してきたのかを解明する必要がある。そうすることで、地球上で最も清浄な場所の一つである南極でのプラスチック汚染を軽減する方法を見出せるだろう」と結論付けた。

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