暗号資産リップル(XRP)に関する大規模な送金が匿名ウォレットを通じて発生し、コミュニティ内ではさまざまな憶測が飛び交っている。

引用:Shutterstock
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20日(現地時間)、暗号資産関連メディア「U.Today」などの報道によると、ブロックチェーン追跡プラットフォーム「ホエールアラート(Whale Alert)」は、合計7,522万590XRPが約12時間前に匿名アドレスから移動したと伝えた。

この取引の時点におけるXRPの総額は、1億7,862万6,405ドル(約256億8,649万386円)に相当する。

過去にも同様の大規模なXRP移動は見られたが、今回の取引が特に注目を集めているのは、送金元が特定されていないことと、受取先のウォレットが仮想通貨取引所「クリプトドットコム(Crypto.com)」と関連するウォレットであることが判明したためだ。

クリプトドットコムは本社をシンガポールに構え、グローバルに展開する主要取引所のひとつとして知られている。

この送金が検知された直後、XRPコミュニティではソーシャルプラットフォーム「X(旧Twitter)」上でさまざまな推測が展開された。

一部では機関投資家による大量購入の可能性を指摘し、他方では内部ウォレット間の資産移動である可能性を示唆した。

特に、最近のXRP価格の変動が激しいことから、この取引が今後の市場動向に与える影響に対し注目が集まっている。

一方、リップル社は同日、公式Xアカウントを通じてAI詐欺に関する警告を投稿し、ユーザーに注意を呼びかけた。

リップル社によると、最近のAI技術の急速な進歩に伴い、著名人や暗号資産インフルエンサーを装った同社関連の動画や画像が作成・拡散されているという。その中にはイーロン・マスク氏や米国の政治家、バイナンスやカルダノの創設者、さらにはリップル社の幹部までもが偽装の対象となっている。

リップル社は、「ブラッド・ガーリングハウスCEOやモニカ・ロング社長、デイビッド・シュワルツ氏が、暗号資産の送金や個人情報の提供を求めることは決してない」と強調した。

これは最近、バイナンスの共同創業者で前CEOのチャンポン・ジャオ氏(通称「CZ」)がAIによって生成された自身の音声や映像を見て、本物と見分けがつかなかったと述べた事例とも関連している。

専門家らは、「今回のXRP大量移動の真相はまだ明らかになっていないものの、暗号資産市場における不確実性とAIを利用した詐欺手法の巧妙化が進んでいることから、投資家には一層の警戒が必要だ」と指摘している。

山田雅彦
山田雅彦

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