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【台湾有事を想定】中国軍空母2隻、西太平洋で米空母迎撃シミュレーション…日本政府が警戒強化

梶原圭介 アクセス  

引用:Newsis
引用:Newsis

18日付の読売新聞は、中国軍の空母2隻が先月、西太平洋海域に展開した際、米空母打撃群を迎撃する状況を想定した訓練を実施したと報じた。

Newsisの報道によると、同紙は複数の日本政府関係者の話として、中国海軍の空母「遼寧(りょうねい)」と「山東(さんとう)」が先月7日頃から約1週間、米空母打撃群迎撃の訓練を行ったと伝えた。

読売新聞によれば、両空母は5月下旬から沖縄本島、沖ノ鳥島、南鳥島など日本近海の太平洋海域を並行して航行したという。この期間中の5月25日から6月19日までに、艦載機およびヘリコプターの離着艦を合わせて約1,050回の訓練が実施された。

空母迎撃を想定した訓練は6月7日前後から約1週間行われたとみられる。

この間、「遼寧」は日本の排他的経済水域(EEZ)内の南鳥島近海から西へ出発し、小笠原諸島を経てグアムを結ぶいわゆる「第2列島線」を越え、中国本土方向へ移動した。

同時期、「山東」は沖縄南方海域で東へ機動し、「遼寧」を迎撃する状況を想定した動きを見せた。

これらの動きから日本政府は、中国の2隻の空母がそれぞれ米国と中国の役割を分担して対抗訓練を行ったと分析している。

「遼寧」が米空母役、「山東」が中国空母役をそれぞれ担った。

読売新聞は、米空母が実際の作戦時に中国空母と遭遇しても偶発的な衝突を避けるため一定の距離を保って航行することが知られているとし、今回の訓練でも「遼寧」が「山東」と約500海里(約930km)の間隔を維持しようとする動きを見せたと報じた。

中国国防部が先月「(遼寧と山東が西太平洋で)互いに実戦的な対抗訓練を行った」と発表した点も、この分析を裏付けると読売新聞は指摘した。

政府は、今回の訓練が台湾有事の際に米軍の接近を阻止する能力を強化する意図があるとみている。

報道によると、中国軍はグアムから日本本土に至る第2列島線内で米軍の作戦活動を制限し、南西諸島からフィリピンに続く第1列島線内には米軍の進入自体を阻止しようとする接近阻止・地域拒否(A2AD)戦略を推進中だ。

海上自衛隊関係者は「中国空母2隻の同時展開は、この戦略の具体化に向けた実質的な動きである可能性がある」と指摘した。

一方、先月7~8日に中国の艦載機が海上自衛隊のP3C哨戒機に接近飛行したことについて、日本側はこの行動が訓練関連情報の収集を妨害する意図だったとみている。

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