
【引用:GettyImagesKorea】トヨタが8月、世界で84万4,963台を販売し、単月として過去最高を更新した。前年同月比2.2%増となり、特に米国市場では価格改定後にもかかわらず販売が急伸した点が注目される。7月から車両価格を平均270ドル(約4万円)、レクサスを208ドル(約3万円)引き上げたが、販売台数は前年同月比14%増の22万5,367台に達した。ハイブリッド車の需要拡大が価格上昇分を吸収し、トヨタ車の「信頼性の高さ」も購買意欲を支えたとみられる。

【引用:ニューシス】8月の海外販売台数は74万8,694台で4.4%増と、月次ベースで過去最高を記録。北米市場の牽引に加え、中国でも新型EV「bZ3X」が好調で、15万3,415台を販売した。一方、日本国内では地震による生産停止の影響で9万6,269台にとどまり、前年同月比12.1%減となった。

【引用:トヨタ】電動化モデルの販売は38万4,438台で前年同月比3.4%増加し、新車販売全体の45%を占めた。うちハイブリッド車が33万8,031台と主力を担い、「カムリ」や「RAV4」などが人気を集めた。EV販売も1万7,056台と34.5%増えたが、依然として構成比は低く、トヨタの電動化戦略は当面ハイブリッド中心の「段階的転換」が続くと見られる。

【引用:ニューシス】米国の対日自動車関税が9月に25%から15%へ引き下げられたことも追い風だ。8月の日本から米国への輸出は4万1,342台で前年同月比12%増加しており、関税緩和効果が本格化すれば輸出はさらに拡大する見通し。グローバル生産も74万4,176台と4.9%増加し、トヨタグループ全体では販売90万598台、生産83万7,869台と8か月連続でプラス成長を維持した。ハイブリッドを軸に堅調な世界需要を背景に、トヨタの成長基調は今後も続くと予想されている。
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