
中国が、まるで「スター・ウォーズ」を現実化したかのような宇宙空母編隊構想「南天門計画」を突如公開し、注目を集めている。
中国国営テレビCCTVは最近、週刊番組「利剣」の中で、「南天門計画は絶えず進化を続け、次第に現実味を帯びてきている」と紹介し、「現実の技術革新を基盤に、SF的想像力を具現化するプロジェクトだ」と伝えた。
南天門計画の中核を成すのが、宇宙空母「鸞鳥」である。鸞鳥とは中国神話に登場する想像上の霊鳥を指し、その名を冠した同機は、全長242メートル、翼幅684メートル、最大離陸重量12万トンという巨大な設計が想定されている。この宇宙空母には、最大88機の無人航空宇宙戦闘機「玄女」を搭載できるという。
玄女は、中国神話に登場する戦争の女神に由来する名称を持つ無人戦闘機で、機体両側に開口部を備えた独特の構造を特徴とする。高い機動性を有し、極超音速ミサイルを搭載して大気圏外でも戦闘が可能と、「利剣」は報じている。
中国は近年、防衛関連の各種展示会において、南天門計画に登場する航空宇宙兵器の模型を相次いで公開している。その代表例が、2024年の中国国際航空宇宙博覧会で模型展示された無人ステルス機「白帝」だ。
今回「利剣」が紹介した白帝は、従来モデルからアップグレードされた仕様で、可変翼構造を採用し、内蔵弾倉の強化によってより多くの弾薬を搭載できる設計となっている。同番組は「白帝戦闘機は、ステルス形状に可変翼を組み合わせ、まるで『トランスフォーマー』のような外観を持つ」と表現した。
さらに、「全周波数帯域に対応するステルス性能、有人・無人飛行モードの自由な切り替えといった先端技術を採用し、任務内容に応じた迅速な運用変更が可能だ」と説明した。可変翼構造により、高度や航続距離に応じてリアルタイムで空気圧を調整できる点も強調された。
このほか、垂直離着陸戦闘機「紫火」も注目を集めている。中国天津国際ヘリコプター博覧会で初公開された紫火は、紫色と金色の光沢を帯びた外観で来場者の視線を集めた。
紫火はAI制御の中枢を搭載し、時速700~800キロでの飛行が可能とされている。低重力環境を含む多様な条件への適応性を持ち、自律飛行や編隊飛行の試験が可能で、捜索任務や物資投下といった用途に特化しているという。
「利剣」は総括として、「南天門計画に登場する兵器群は、空気力学、エンジン、飛行方式のいずれにおいても従来の枠組みを打ち破るものだ」と評価した。その上で、「これらの設計は現時点ではコンセプト段階にとどまるものの、SF的発想を取り入れた試みは、将来の航空宇宙技術の発展において重要な方向性を示している」と伝えている。
















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