
米国とロシアの戦略核兵器数を制限してきた新戦略兵器削減条約(新START)が失効する中、米国が中国を含む新たな核軍縮交渉を公に提案した。中国側は反対姿勢を改めて示している。
ロイター通信などによると、マルコ・ルビオ米国務長官は7日(現地時間)、オンラインのニュースレタープラットフォーム「サブスタック」に寄稿し、新STARTの限界に触れながら、米国は近い将来、ロシアと中国という核保有国との競争に直面する可能性があるとして、それを踏まえた条約が必要だと訴えた。
新STARTは2011年に発効したが、ロシアによる2022年のウクライナ侵攻以降、米ロ間の不信が強まり、不安定な状態が続いてきた。こうした状況を背景に、条約は5日に正式に期限を迎えた。
トランプ政権は、新STARTの延長ではなく、中国など核兵器を保有する軍事大国を含めた新たな核軍縮条約の締結が必要だと主張してきた。
ルビオ長官は、軍縮はもはや米国とロシアの二国間だけで扱える問題ではないとの認識を示し、トランプ大統領が明確に述べた通り、他国も戦略的安定の確保に責任を負うべきだと強調した。その上で、特に中国が重要な役割を果たさなければならないとも言及している。
さらにルビオ長官は、ロシアと中国が自らの義務を回避し、核戦力を拡大している間に、米国が静観すると期待すべきではないと警告し、米国として強力で信頼できる近代化された核抑止力を維持する方針を示した。
ドナルド・トランプ米大統領も7日、交流サイト(SNS)の「トゥルース・ソーシャル」に、新STARTの延長よりも、将来にわたり持続可能な新たな条約を核専門家に検討させるべきだと投稿した。トランプ大統領は新STARTについて、米国が不利な条件で交渉した合意だとした上で、深刻に違反されているとの見方も示している。
一方、中国側は3者協議への参加を否定した。報道によると、スイス・ジュネーブで開かれた国連軍縮会議に出席したシェン・ジエン中国軍縮大使は、核弾頭の保有量に大きな差があることを理由に挙げ、現段階では米国、ロシアとの3者交渉には加わらないとの従来の立場を繰り返した。
















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